オリンピック・パラリンピックに向けて…野村忠宏、佐藤真海が語る 日本橋シティドレッシングが開催 その3
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10月9日に行われたオープニングセレモニーには、オリンピアンの野村忠宏さん、パラリンピアンの佐藤真海さんらが参加。引退したばかりの野村忠宏さん、出産を終えて現役復帰を目指す佐藤さん。対照的なふたりが、それぞれのポジションからオリンピック、パラリンピックについて報道陣に語った。
---:シティドレッシング、メモリアルストリートを見てどう感じましたか?
野村忠宏さん(以下、敬称略):やっぱりオリンピック、パラリンピックは選手が主役ですので、そこにフォーカスしてもらえるのはとてもありがたい。少しでも選手の力になるといいと思います。
---:現役を引退されて、2020年の東京オリンピックにはどう関わっていきますか?
野村:今までのオリンピックで培ってきた勝ち方、経験を伝えて、ひとりでも多くの選手が自分の目標を達成し、笑顔になる姿をみたいと感じています。
---:それは野村選手の3連覇を塗り替えるような選手の育成という意味も?
野村:うーん、そういった選手が出てくればいいですが、なかなか難しいのでは(笑)。
---:今後のビジョンを教えてください。
佐藤真海さん(以下、敬称略):出産し、5カ月が経ちました。様々なスポーツ選手が活躍されている報道に毎日触れていますと、じっとしていられないです。ラグビーもスゴかったですよね。オリンピックに向けてはまだ何とも言えませんが、現役復帰を目指して、家族で力を合わせて少しでも調子をあわせていけるようにしたいです。
---:シティドレッシングはどうでしたか?
佐藤:街をあげてオリンピック、パラリンピックを応援していく。そんなムーブメントが次々と起こって、広がっていくといいなと強く感じました。選手の勇姿を間近で見て、ロンドンの感動を思い出して、さらに東京2020への思いを強くもってほしいです。
野村:自分は奈良に住んでいるので、あまり東京に来る機会はありませんでした。引退してから来る機会が増えたので、今後は昼も夜もアスリート仲間とこの辺りを散策したいと思っています。
---:自分の映像を見た瞬間は何を感じましたか?
佐藤:写真で出てくるとは聞いていましたが、映像で出てくると思っていなかったのでビックリしました。この辺りの散歩もよくしましたし、福徳神社の出産お守りを頂きました。外国人もよく訪れる場所ですので、東京2020の盛り上がりを感じてくれると思います。
---:出産から5カ月、今の気持ちを教えてください。
佐藤:妊娠、出産、育児。どれも初めての経験なので精一杯やっています。子育てしながら働く女性を、本当に尊敬しています。東京2020は、オリンピックだけじゃなくパラリンピックも盛り上がってほしいです。自分自身がチャレンジできるなら、その可能性にかけてみたいです。
---:引退されて2カ月、今の心境を教えてください。
野村:トレーニングはたまにするのですが、運動不足を感じますね。「なんのために鍛えているの?」と友人に言われたりもしますが。苦しみ、感動などを味わい、柔道を通して全てやり尽くしたので、スッキリとした気持ちです。次のステップはどういう形かまだ決まっていないですが、オリンピック・パラリンピックをいい形でサポートしたいと考えています。金メダルをひとつでも多く獲得できるといいと感じますが、メダルに関わらなくても一生懸命頑張るスポーツ選手の姿を様々な人に見てもらいたいと思います。
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その1 東京オリンピック・パラリンピックの成功に果たす役割とは
その2 「メモリアル ストリート」で蘇るあの頃の感動
その3 オリンピック・パラリンピックに向けて…野村忠宏さん、佐藤真海さん
《大日方航》
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