FIFAに新たな疑惑…ドイツW杯招致委員会、理事を12億円で買収との報道
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ドイツの新聞『シュピーゲル』は、W杯を開催するためドイツ大会の招致委員会が、約900万ユーロ(約12億円)でアジア出身の理事4人を買収したと報じている。中心人物として、当時アディダスのトップだったロベール・ルイ=ドレフュスが名指しされている。
フランツ・ベッケンバウアーと、現在ドイツサッカー連盟(DFB)の会長を務めるボルフガング・ニールスバッハは買収に気づきながら、黙認していたと『シュピーゲル』は報じている。DFBは声明を発表して『シュピーゲル』の報道に反論した。
「調査と聞き取りを行いDFBは不正のいかなる証拠も見出さなかった。さらにどの投票者のどの段階の投票でも、不正に勝ち取ったとの証拠はない」
一方でDFBは6700万ユーロ(約91億円)を、委員会から2005年にFIFAへ支払ったことは認めた。その金は「意図した目的に使われなかったかもしれない」とも話している。
FIFAを揺るがす新たな火種となるか今後の成り行きが注目される。
《岩藤健》
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