新城幸也、前輪がパンクしていた…ジャパンカップ3位表彰台も悔しさがにじむ
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
「最後の1周、ファンの声援は届きましたか?」と司会者が新城に聞いた。新城は表彰台の周りに駆けつけたファンに感謝の言葉を送った。
「最後1周どころじゃないですね。ラスト3周、2周、どんどん応援が大きくなって、走ってるぼくもどんどん力が湧いてきました。一日中、ほんとに沢山名前を呼んでもらって、力になりました。ありがとうございました!」
来年に向けては、「今日勝ちを逃したので、まだまだ宿題が残りました。なので、また来年戻ってきて勝てるように頑張りたいと思います」と続けた。
優勝争いは4人によるゴールスプリント勝負に持ち込まれた。レース後の記者会見で新城は終盤のチームの動きについて語った。
「(日本ナショナルチームの)ぼくらはアンダー23の選手たちと一緒に走ったので、(レースの)コントロールに加わることなく、自分たちの脚をできるだけためて後半のペースアップに備えました。最後3周でペースが上がったときもしっかり面手選手が前に連れていってくれて。そこから常に前で、ぼくらは引くメンバーではないので後手を踏まないように前でできるだけ動いて、うまく展開にハマった感じで。調子も良かったですし」
そして笑いながら、パンクしていた事実を明かした。
「最後、さっきみたら前輪がパンクしてた。なんか重いなと思ったら、脚が重いわけじゃなくて自転車が重かったんですね(笑)」
パンクは空気がゆっくり抜けていくスローパンク、完全に走れなくなったわけではないためゴールまでたどり着けた。「もしパンクしていなかったら…」と思わずにはいられない。記者会見時の新城の表情には悔しさがにじんでいた。
なお、新城はアジア最優秀選手賞を獲得している。
《五味渕秀行》
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