為末大が分析するスポーツ界に果たす役割…「ジンズ ミーム」その5 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

為末大が分析するスポーツ界に果たす役割…「ジンズ ミーム」その5

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「JINS MEME」発表会(2015年10月14日)
「JINS MEME」発表会(2015年10月14日) 全 25 枚 拡大写真
メガネメーカーのJINS(ジンズ)は、センシング・アイウェア「JINS MEME(ジンズ ミーム)」を11月5日に発売する予定だ。

ジンズオフィシャルアプリケーションのひとつ「JINS MEME RUN(ジンズ ミーム ラン)」に、為末大氏がアスリート視点から言及した。

●為末大氏のコメント
スポーツは何でもそうですが、「中心はどこなのか」ということがすごく大事になってきます。上下動が安定するということは、前方方向に力を使えるということです。ビデオ、可視化したときに飛躍的にパフォーマンス上がることはしばしばありますが、「自身の姿勢を可視化できる」というのは一般の人のスポーツにも影響してくるはずです。

また、アスリートはどうしても練習し過ぎになりがち。オーバートレーニングを防ぐための方法も色々と言われていますが、「どうやって測るか」というのは非常に難しく、いいものがなかったりする。ジンズ ミームは疲れて姿勢が偏ってくるタイミングを把握し、アラートすることができるということですが、その機能はケガ防止につながる可能性は多いにあると思います。

先日、ラグビーワールドカップもありましたが、スポーツには良い体と、良いメンタルが重要ですよね。ところがメンタルを測る技術はなかなか無いのです。そこで比較的感情が出やすい「まばたき」や「表情」からデータを計測し、「どうすれば選手は集中状態に入れるのか」ということを数値化できたらすごいですよね。例えばですが、試合前の五郎丸選手のルーティン。これもメンタルに関してどういう数字が出ているかがだせれば、他の選手のメンタルパフォーマンス向上にも一役買うと思います。

慶應大学スポーツ医学研究センターの橋本健史准教授は、リハビリや整形化領域でもジンズ ミームの効果はあると話す。

●橋本健史氏のコメント
歩き方を可視化することは非常に重要です。健康ブームでウォーキングをする人が増えましたが、歩き過ぎによってかえって足を痛めてしまった人も大勢僕のところにやってきました。

バランスが悪くなってしまっているウォーキングを長時間続けても、ケガのリスクが増すだけです。そういったケガの防止機能は、様々なスポーツに応用することができると思います。

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その1 居眠り防止、働きすぎ防止を実現…ココロとカラダを可視化するアイウエア

その2 ココロとカラダを可視化するためのキーワード「アタマ年齢」と「カラダ年齢」

その3 世界初の3点式電位センサーにより眠気を推定…「ジンズ ミーム ドライブ」

その4 トップアスリートのみが情報を享受できた時代は終った…「ジンズ ミーム ラン」

その5 為末大が分析するスポーツ界に果たす役割

その6 「視力が悪くない人もかけるメガネ」という新概念で世界一を目指す

《大日方航》

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