別府史之は2位「手応えのあるレースができた」…ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
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
「先週のジャパンカップクリテリウムで優勝することができてコンディションもすごく良く、さいたまでもスプリント勝負がしたかった」
レース後の記者会見で悔しそうな表情を見せる別府。後半のレース展開について語った。
最終局面に入って別府の他に、ジョン・デゲンコルブ(ジャイアント・アルペシン)、クリス・フルーム(スカイ)、ロメン・バルデ(アージェードゥーゼル・ラモンディアル)、ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)、新城幸也(ヨーロッパカー)という強豪がそろった逃げ集団が形勢された。
「このメンバーなら待つしかなかった。そんな時に強力な新城選手のアタックでレースが変わって、その時はジョンも攻めて脚を使っていた。最終的には自分もゴールを狙っていったが、さすがにミラノ~サンレモやパリ~ルーベで優勝しているジョンにはかなわず、ジャパンカップに引き続き優勝することはできなかった。でも、手応えのあるレースができた」
ツール・ド・フランスは2009年に出場し、完走を果たしている別府。パリ・シャンゼリゼにゴールする最終日には敢闘賞を獲得する走りを見せ、日本中のファンを喜ばせた。
「これを機に2016年のツール・ド・フランスにも出場したい」と、来年の本大会出場に意欲を見せた。
また、日本のファンが楽しそうに応援してくれる姿に「長年ヨーロッパで闘ってきてよかったと感じる」と語る。別府は現在の日本のロードレース界が盛り上がるきっかけを作った立役者のひとりだ。自国で大勢のファンから歓声をあびたことは、彼にこれからも力を与えることだろう。
《五味渕秀行》
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