試合はウェストハムが前半17分、CKからマウロ・サラテがボレーシュートで先制点を決める。チェルシーも同35分にCKからクル・ズマがヘディング、ボールはゴールラインを割ったかに見えたが、機械判定により得点は認められなかった。
さらにチェルシーは同42分にも、セスク・ファブレガスのゴールがオフサイドと判定される。線審によっては意見が分かれそうな判断に、ベンチのジョゼ・モウリーニョ監督も不満顔を見せた。
チェルシーの災難は続く。同44分には自陣左サイドでネマニャ・マティッチがディアフラ・サコを倒し、この日2枚目の警告で退場処分となった。ハーフタイム中この判断に異議を唱えたモウリーニョ監督は退席処分になり、後半のチェルシーは数的不利と指揮官不在の状況で戦うことになった。
チェルシーは後半11分、CKのこぼれ球をガリー・ケーヒルが押し込んで同点に追いつく。だが同34分に左クロスをアンディ・キャロルに頭で決められ、ウェストハムに勝ち越しを許すと再び追いつくことはできなかった。
やることなすことうまく行かない印象のチェルシー。苦戦が続くチームに、「シーズン始まる前は、チェルシーがこんなあっさり負けると思わなかった」「チェルシーがこんなんだとプレミアがつまらない」「チェルシーは嫌いだけど、チェルシーが負けすぎて観てるのがつらい」など、サッカーファンはリーグを盛り上げるためにも早い復調を期待している。
一方この試合に勝利し、暫定ながらリーグ3位に立つウェストハムには、「ウェストハム今年は本当に強いな」「このままウェストハムが最後まで走りきるとは思わないけど、けっこういいところまでは行きそう」と、開幕からの好調に感心する声が多い。
Full-time: West Ham 2-1 Chelsea. #CFCLive pic.twitter.com/neZoUXYo4l
— Chelsea FC (@ChelseaFC) 2015, 10月 24