『エベレスト3D』は、1996年にエベレストで繰り広げられた実話をもとにした映画だ。自然が猛威をふるうデス・ゾーンで、登頂の夢をかなえるためエベレストへやってきた世界各国の登山家たちが生き残りを賭けた闘いに挑む姿を3Dで映像化。第72回ベネチア国際映画祭でオープニング作品として上映された。
本作へのコメントを発表したアルピニストは、80歳で3度目のエベレスト登頂に成功した三浦さんの他、登山家の野口健さん、バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』のイッテQ登山部メンバー角谷道弘さん、三浦さんの次男・三浦豪太さん、優秀な登山家に贈られる国際的な賞であるピオレドール賞を女性で初めて受賞した登山家の谷口ケイさんの5人。
野口さんは鑑賞後に、「リアル過ぎて、目を瞑ると自分がエベレストで経験してきた様々なシーンが走馬灯のように映し出されてくる。実は映画に描かれた登山隊には僕も直前まで参加する予定であった。故に余計リアル。そして命拾いした」と自身のツイッターに投稿している。
●三浦雄一郎さん
「この映画は私を再びエベレストの山頂へと連れていってくれた。最もエキサイティングで壮絶なサバイバル超大作、まさに登山映画史上の最高峰だ」
●野口健さん
「これまで山の映画で、これほどまでに感情が揺さぶられた映像があっただろうか。私が見て、そして封印してきたエベレストの死の世界が、あまりにも、ありのままに描かれている」
●角谷道弘さん
「崇高に美しいエべレストの描写、当時の登山装備、ネパールの風景、夢を追うチャレンジャーの心情まで、1996年当時がすべて忠実に丁寧に再現された、本物の映画だ」
●三浦豪太さん
「1996年の大遭難はエベレスト登山を根幹から変えた。それを驚くべき描写で描ききったこの映画には真に迫る史実がある。緻密なエベレストの描写、極限の中の人間の葛藤、映画館にいながらあっという間にデス・ゾーンに連れ去られた気持ちになった」
●谷口ケイさん
「凍りつく寒さ、荒れ狂う嵐、雪崩…次々とたたきつけられる現実と、そこで迫られる判断。登山という挑戦は、人生になぞらえられる」
全く寝られず。頭の中がエベレスト。秋から始まるエベレスト映画の試写会に行ってきたが、リアル過ぎて、目を瞑ると自分がエベレストで経験してきた様々なシーンが走馬灯のように映し出されてくる。実は映画に描かれた登山隊には僕も直前まで参加する予定であった。故に余計リアル。そして命拾いした。
— 野口健 (@kennoguchi0821) 2015, 9月 25