【LONDON STROLL】プレミア・リーグに6人目のフランス人監督…アストン・ヴィラにガルデ新監督 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【LONDON STROLL】プレミア・リーグに6人目のフランス人監督…アストン・ヴィラにガルデ新監督

オピニオン コラム
アストン・ヴィラのレミ・ガルデ監督 参考画像(2015年11月5日)
アストン・ヴィラのレミ・ガルデ監督 参考画像(2015年11月5日) 全 5 枚 拡大写真
プレミア・リーグのアストン・ヴィラが最下位に沈む中、起爆剤として監督を更迭。今シーズンのプレミア・リーグで開幕後早くも3人目の監督交代となった。

アストン・ヴィラは1888年に12チームで発足したフットボール・リーグに、最初から名前を連ねた1チームだ。リーグとFAカップでそれぞれ7回優勝、欧州制覇の経験もある。1992/1993シーズンから始まったプレミア・リーグでの優勝経験はないものの、まだ1度も降格していないイングランドの名門フットボールクラブとして人気も高い。


アストン・ヴィラ

しかし、その名門クラブがシーズンを追うごとに順位を落とし、降格争いを強いられている。2月にポール・ランバート氏を監督から解任、新たにティム・シャーウッド氏を監督に迎えてギリギリでプレミア・リーグ残留をつかみ取った。 今シーズンは、開幕戦は勝利したものの、 それ以降は6連敗を含む9戦勝ちなし。1勝1分8敗の19位と低迷した。シャーウッド氏も10月末にはクラブから監督解任が発表された。

新たに監督に就任したのが、フランス出身のレミ・ガルデ氏だ。ガルデ氏は1996年から1999年までアーセナルに所属し、選手としても名が知られていた。監督就任後、初戦の相手はプレミア・リーグ首位のマンチェスター・シティ。いきなり大きな壁に立ち向かった。


アストン・ヴィラのレミ・ガルデ監督

就任時に 「試合に勝つ方法はいくらでもある。私には実行したいアイディアと戦略がある。フットボールにおいて、常に状況は変えることができる」と述べていた。初陣となるホームスタジアムでの試合は、彼らしい可能性が見てとれた。

アストン・ヴィラの選手はシンプルに1タッチ、2タッチ以内でボールを回し、敵を翻弄。最後は最下位チームの必死の粘りで、マンチェスター・シティから勝ち点1をもぎ取った。早くもガルデ監督の効果が現れてきた。また、インターナショナル・マッチデーの今、彼の目指すサッカーがチームに浸透するための時間もある。アストン・ヴィラの今後の巻き返しに期待が高まる。


アストン・ヴィラ対マンチェスター・シティ

今回のフランス人ガルデ氏のアストン・ヴィラ監督就任で、プレミア・リーグの国際化がまた進んだ。特に、フランス人監督の活躍に注目したい。

まず、フランス人監督で最もプレミア・リーグで成功を収めているのが、アーセナルを1996/1997年シーズンから率いるアーセン・ベンゲル監督だ。同チームでの現役最長監督歴を誇るベンゲル監督は、プレミア・リーグで726試合を経験。 次いでリヴァプールを指揮したジェラール・ウリエ氏の261試合となる。


アーセナルのアーセン・ベンゲル監督

元日本代表の稲本潤一(コンサドーレ札幌)がかつて所属していたフラムの元監督ジャン・ティガナ氏は71試合。元日本代表ゴールキーパーの川口能活(FC岐阜)が所属していたポーツマスの元監督アラン・ペラン氏は20試合。トッテナム・ホットスパーで11試合をこなしたジャック・サンティニ氏もフランス出身だ。

ベンゲル監督とウリエ氏以外のフランス人監督に関しては、プレミア・リーグで成功したとは言えない記録ではあるが、アストン・ヴィラのガルデ監督にはチームのプレミア・リーグ残留を手にし、今後の躍進に期待したい。

《Takaharu Osako》

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