錦織圭、フェデラーに善戦も敗北「いいプレーができたと思う」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

錦織圭、フェデラーに善戦も敗北「いいプレーができたと思う」

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ロジャー・フェデラー(左)と錦織圭が対戦(2015年11月19日)
ロジャー・フェデラー(左)と錦織圭が対戦(2015年11月19日) 全 2 枚 拡大写真
男子テニスの最終戦ATPワールドツアー・ファイナル、錦織圭はラウンドロビンの最終戦でロジャー・フェデラーと対戦した。錦織はフェデラーから第2セットを奪いフルセットにもつれる接戦を演じたものの5-7、6-4、4-6で敗れ1勝2敗で大会を終えた。

錦織はフェデラーが得意とする速い展開についていき、時には緩急をつけて主導権を握る場面も見せた。特にファーストサーブの確立が50%台と苦しんでいたフェデラー相手に、リターンで積極的に仕掛けていった。錦織は試合後の会見で、「いいプレーができたと思う。特にリターンではいいリターンがたくさんあった。セカンドサーブに対してうまく攻撃を仕掛けられた」と振り返った。

第2セットはフェデラーにゲームカウント1-4と大きくリードされ、このまま敗れるかと思われたところから、5ゲーム連取してセットを奪い返した。驚異的な粘りに沸いたが、錦織本人は「どのセットも出だしがよくなかった。先にブレークされ防戦一方になった。それが今日の最大の失敗だ」と悔やむ。

勝負の第3セットは第2セットをなぞるような展開となった。再び錦織はゲームカウント1-4から4-4と追い上げる。しかし、勝負の第9セットでフェデラーはこの試合一番とも言えるサーブを連続で見せた。対して錦織は第10ゲームでダブルフォルトからブレークを許して敗れる。

勝負所でフェデラーの底力にねじ伏せられた錦織は、「最後は接戦だった。このような負け方はとても残念だ。フェデラーにおめでとうと言いたい」と話した。

ラウンドロビン3戦全勝で準決勝進出を決めたフェデラーは、錦織のリターンやバックハンドの精度を高く評価、次回の対戦も楽しみにしているとコメントした。

「若い選手相手の試合からも学ぶことがある。彼らはテニスに変化を与えている。錦織もまさしくそういう選手のひとりだ。コート上で驚きを提供してくれる。今日も見せてくれた。セカンドサーブに対するリターンがそう。ベースラインのトップにいながら、バックハンドでライン上に叩き込んできた。とても印象的だった。また試合できることを楽しみにしている」

《岩藤健》

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