2年ぶり優勝の日馬富士「勝って決めたかった」…大相撲九州場所
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まず最初に脱落したのは西前頭10枚目の松鳳山。西前頭三枚目・安美錦と対戦したが、素首落としで敗れ12勝3敗に後退した。
続いて登場したのは日馬富士。大関・稀勢の里に勝てば、結びを待たず優勝が決まる大一番。だが立ち会いから稀勢の里が鋭く左を差し、日馬富士の動きを止める。この体勢になると身体の小さい日馬富士は力が出ない。寄り切られ2敗に落ちた。
勝てば優勝決定戦に望みがつながる横綱・白鵬。だが結びの一番では立ち会いから横綱・鶴竜にもろ差しを許し、そのまま寄り切られ土俵を割った。白鵬が12勝3敗で今場所を終えた瞬間、日馬富士の2年ぶりの優勝が決まった。
三者三様の負け方で優勝が決まった場所に相撲ファンは、「日馬富士優勝おめでとう。千秋楽は負けたけど、白鵬に勝った一番はすごかった」「稀勢の里は優勝に絡まないと異常な強さを発揮する」「日馬富士が負けたときは優勝決定戦になるかと思った」「小兵で怪我を乗り越えての復活優勝はすごい」「白鵬は少し衰えが見えたかな？気持ちが切れてたかも」などの声を寄せる。
日馬富士は表彰式後のインタビューで「勝って決めたかった」と本音も口にしたが、「皆さんの期待に応えることができてよかったです」と喜びのコメントを残している。
《岩藤健》
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