ラグビー関東大学対抗戦、伝統の早慶戦は早稲田が制す
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早大は立ち上がりにキャッチミスが出て、慶大の金沢徹にトライを許す。青井郁也のコンバージョンも入って0-7となった。反撃したい早大は圧倒的にボールを支配しながら、慶大の堅い守りに苦しめられ点が奪えない。それでも前半16分にスクラムから佐藤穣司のトライで5点を取り返す。
前半29分にディフェンスの隙を突かれ、慶大に鮮やかなトライを許した早大。だが直後に盛田志のトライで追い上げる。早大は横山陽介がコンバージョン、そして前半終了間際のペナルティゴールを決め15-14と逆転して折り返す。
後半開始早々に岡田一平がトライを決め早大が突き放す。前半はラックからの展開が遅く、慶大に陣形を整えさせていた早大。ハーフタイム中にオフェンス面が修正され、より素速く攻撃を仕掛けていくようになった。
これで流れに乗っていくかと思われた早大。だが後半17分に慶大の1年生・辻雄康にトライを決められると、後半22分、29分にも慶大にトライを許し22-31と再びリードされる。
早大は残り10分から反撃を開始した。相手ゴール前スクラムから佐藤穣司が飛び込む。これは止められたが、続けてアタックした岡田がトライ。コンバージョンも決まり、残り5分で29-31と詰め寄る。
後半ロスタイムに最後の反撃を試みる早大は、自陣からボールをつないで慶大陣地に攻め入る。早大の波状攻撃にゴール前24メートルで慶大が痛恨のオフサイド。正面からのペナルティーゴールを横山が成功させ、早大が逆転勝利。
ポイントだけ抜き出せば劇的な勝利に見えるが、実際の試合は前半から拙攻を繰り返し、慶大のサインプレーにも簡単に振り切られるなど低調なものだった。
ラグビーファンから、「早稲田は不甲斐ない試合だった」「劇的というより、やるせない試合だった」「今日の調子で帝京大とやったら100点ゲームだった」などの声が出るのも仕方ない。
早稲田は12月6日に秩父宮ラグビー場で明治大学と対戦するが、今日のプレーより一段、二段上のパフォーマンスを見せないと厳しいだろう。
《岩藤健》
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