ノバク・ジョコビッチ、キャリア最高でも満足せず | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ノバク・ジョコビッチ、キャリア最高でも満足せず

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ノバク・ジョコビッチがATPワールドツアー・ファイナルで優勝(2015年11月22日)
ノバク・ジョコビッチがATPワールドツアー・ファイナルで優勝(2015年11月22日) 全 5 枚 拡大写真
男子テニスの世界ランク1位ノバク・ジョコビッチは、今シーズン11勝を挙げATPワールドツアー・ファイナルでは前人未踏の4連覇を達成した。

圧倒的な1年を目の当たりにし、テニス界はジョコビッチの一強時代に突入したとする向きもある。だがツアー・ファイナル決勝で敗れたロジャー・フェデラーは、ジョコビッチが今年と同じ成績を残し続けるのは難しいと話す。

「このペースで戦い続けるのは大変なことだ。多くの説明は必要ない。力の差についての話だ」と語るフェデラー。トップ選手は実力が拮抗しており、ひとつのプレーで流れや勝敗が傾くと言う。

「こちらがブレークポイントを取れず、相手は取れたとすればそれで試合全体の結果が変わってしまう。いつも勝者の側にはいられない。トップレベルの差はわずかなんだ。だからこそ今年のノバクは驚異的でもある。ラファ(ナダル)も僕もこれまで戦ってきて、毎年結果を出し続けることがどれだけ大変なことか分かっている。ノバクが素晴らしい1年を過ごすのは、これが初めてでもない」

そう話す胸の内には、2016年は自分がジョコビッチを止めるという思いもあるだろう。今まで以上に狙われる立場となったジョコビッチだが、今年の成績にも満足していない。来年も同じだけの成績を残したいと話す。

「適切なときにピークを持ってきて、最も大きな大会で自分の最高のパフォーマンスを見せられるようにしたい。でも今は休むことにするよ。充電のために少し時間が必要だ。それから来シーズンのことを考える」

2016年はジョコビッチにとって偉業達成のチャンスでもある。リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得すれば、四大大会と合わせ『ゴールデンスラム』が狙えるからだ。過去には1988年に女子のシュテフィ・グラフが達成している。

2015年は全仏決勝でスタン・ワウリンカに敗れ、年間グランドスラムを逃したジョコビッチ。来年こそ大記録達成なるか。

《岩藤健》

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