メープルシロップ摂取でトレーニング…つくばマラソンを完走
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同協会は、2015年度メープルランナーズプロジェクトで大会に参加するランナーを29名（初フルマラソン参加20名）選抜し、2度のセミナーを開催した。セミナーでは運動時のメープルシロップの効用を学び、選抜されたランナーはメープルシロップを日常食やトレーニング中の食事にとり入れた。
メープルランナーは、つくばマラソンで目標を達成することを目指しながらトレーニングを行い、フルマラソン部門で27名が完走。初フルマラソン参加者は、20名中18名が完走を果たした。また、昨年に引き続き今年もメープルランナーとして走った9名のうち、3名が自己ベスト記録を更新した。
初フルマラソン参加で3時間57分という好記録を出した女性メープルランナーは、「スタミナが心配でしたが、普段からメープルシロップを摂っているから大丈夫という安心感があった。目標としたタイムを大きく縮めることができた」とコメントしている。
カナダのメープルシロップ産業を代表して、ケベック・メープル製品生産者協会はつくばマラソンに協賛。会場に特設ブースを設置し、メープルランナーにメープルドリンクやメープルシロップで作られたスナックを提供。一般のランナーやマラソン大会見学者には、メープルシロップの運動効果をわかりやすく解説したミニブックレットやサンプルのメープルシロップを配布した。
カナダのメープルシロップは、メープル（カエデ）の樹液を煮つめただけの100％天然の食品。メープルシロップに含まれる糖は体内で分解されやすいため、運動の前、最中、後のエネルギー補給に適しており、摂取後短時間で燃料の役割を果たす単糖類のブドウ糖に変わる。トレーニング後にメープルシロップを摂取すると、グリコーゲンの貯蔵を補給し、身体の疲労回復を助ける。
《美坂柚木》
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