"未来の運動会”で犬飼博士「世界中に広がる手本になった」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

"未来の運動会”で犬飼博士「世界中に広がる手本になった」

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新しいスポーツのつくり方、楽しみ方を模索するワークショップ「スポーツ・ハッカソン~未来の山口の運動会」(12月11~13日、山口情報芸術センター)のようす
新しいスポーツのつくり方、楽しみ方を模索するワークショップ「スポーツ・ハッカソン~未来の山口の運動会」(12月11~13日、山口情報芸術センター)のようす 全 20 枚 拡大写真
新しいスポーツの作り方、楽しみ方を模索するワークショップ「スポーツ・ハッカソン」(12月11~13日、山口情報芸術センター)の『未来の山口の運動会』で、参加者たちは、iPhoneやレーザーを用いた"未来の競技"に興奮し、これまでにない新たなゲーム性を体感した。

天井のレーザープロジェクターから照射されるレーザーの軌跡を追う「レーザー・わくとり・サバイバル」は、ルール自体は単純だが、性別や年齢などに関係なく、誰もが興奮する競技に仕上がった。

「椅子とりゲーム」の未来版ともいえるこの競技は、体育館の天井に吊るされたレーザープロジェクターが床に描く、レーザーの円を追いかけるというもの。

床にレーザーの円が不規則に描かれ、その円の枠の中に制限時間内に入っていればクリア。枠からはみ出たり、レーザーの円を見失った場合はアウトとなる。クリアしていくごとに熱くなる理由は、レーザーの描く円のサイズとフェイントにある。

描かれたと思ったら消え、すぐ違うポイントに円が描かれる。それをひたすら追いかけることで、誰もが夢中になり、日ごろのストレスを忘れさせてくれる。

このスポーツ・ハッカソンに参加した高橋佳代子さんは、「今回で2度目の参加。こうしたイベントに体験してみて、人間は身体性から離れて生きてはいけないと実感する。運動が苦手な人もスポーツできるヒントはないかを求めてきた。デジタル技術やVRなどでゲーム性を高めることで、運動が苦手な人も『参加できる』って思えるスポーツになるのではないか」と話していた。

同イベントの進行役で、eスポーツプロデューサー・ゲーム監督の犬飼博士氏は、「この運動会の作り方や楽しさこそが、僕が伝えたかったことそのもの。自分でちょっと工夫して、直して、またトライしてみるってところが重要。今後はこうした新たなスポーツが、時代や地域にちょっとあわせながら、ちょっとずつ直していきながら、全国各地、世界じゅうへ広がってほしい」と語った。

「今回のスポーツ・ハッカソンは、世界中にも広がるお手本になった。この運動会をみんなといっしょに作れたことがうれしい。みんなが先生。これからみんなが先生となって、この運動会を伝えていってほしい」と続けた。

《大野雅人》

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