昨シーズン途中からチームを建て直し、1部残留を決めたフロンツェック監督。だが今シーズンは開幕から低迷が続き、降格圏内の17位に沈んでいた。監督の辞任理由をマルティン・バーダーCEOは、オンライン上に掲載されたニュース記事が理由だろうと話した。
「彼は明言しなかったが、昨日のニュースで我々が彼を解雇するという記事が出てから、すべてが急展開した。そのニュースはまったく真実ではなかった。彼がその件のあと、直面したさまざまなことに対し考えざるを得なかったことを理解すべきだ」
フロンツェック監督もクラブ公式サイトに出したコメントで、「昨シーズン残留を達成できたのは、チームが互いに信頼し協力できたからだ」という趣旨の発言をしている。何らかの原因で信頼関係が揺らいだのは間違いなさそうだ。
前監督の辞任前に滑り込んだ形で移籍する山口。今回の件が起用法に与える影響も気になるところだ。バーダーCEOは、「我々は移籍市場と新監督、同時にふたつの問題を処理しなければならない」と話す。
「新監督は前監督と同じように、チームのことを実直に考えてくれる人を探す。もちろんまずは1月から監督に就任してくれる人物を探さなければならない。選手の移籍に関してはそれから議論する」
ブンデスリーガは前半戦が終わり、約1カ月の休みがある。この間に新監督を探したい。
Michael Frontzeck hat heute seinen Rucktritt als #H96-Cheftrainer erklart: https://t.co/t9jdTsaPFP. pic.twitter.com/rtPsAf2wRQ
— Hannover 96 (@Hannover96) 2015, 12月 21