元大関のバルト、総合格闘技“RIZIN”参戦「相撲のいいところを見せたい」

スカパーJSAT（東京・赤坂）で12月25日、「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」の記者会見が行われ、高田延彦、バルト、RENA、シング・心・ジャディブ、曙らが登壇。総合格闘技初戦に挑む元大関・バルトは「120％の力を出す。自信満々」と意気込んだ。

「（出場の）オファーをもらって、やっとチャンスが来たなと思った」というエストニア出身の元大関は、ジェロム・レ・バンナ（フランス）と対戦。「僕は年齢しかイメージしてない。バンナは43歳、自分は31歳。若さで勝っている。相撲のいいところを見せたい。K-1ならバンナに勝てないかもしれないけど、これはキックボクシングじゃない。初めてだから、早くリングに慣れることがポイント。稽古の成果を120％出して、勝って終わりたい」と語った。

また、統括本部長の高田は「バンナは踏み込んでからのスピードがすばらしい。でも、やってみなければわからない。（バルトには）小路晃といういい参謀がいるから、戦略をしっかり練り込んだと思う。その練り込みによる動きを、相手にぶつけられればいい。バルト選手のデビュー戦は非常に興味深い」と元大関の総合格闘技初戦にエールを送った。

元総合格闘家・プロレスラーの小路晃と、富山の山間でスタミナ強化を図ったというバルト。「リングを使った練習を積んだ。31日、応援してください。よろしくお願いします」と淡々といまの気持ちを伝えた。

スカパー!は、「RIZINFIGHTINGWORLDGRAND-PRIX2015」の12月29・31日の試合を完全生中継。フジテレビやGYAOでもオンエア・配信が予定されている。