いわきFCが「スポーツの意味」を形に…いわきスポーツクラブ大倉智社長
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記者会見にはオーナーであるドームの安田秀一社長と、元オランダ代表で、日本でのプレー経験もあるピーター・ハウストラ監督も同席した。
■「いわきFC」設立の背景
いわきFCは、大倉監督が(当時は湘南ベルマーレ代表取締役)、同じくスポーツ系の企業を経営するドームの安田代表取締役と25年ぶりに再会したことをきっかけに誕生したサッカークラブだ。
2人のスポーツ界に対する思いが合致したことから、ドームの「スポーツを通じて社会を豊かにする」という理念を日本のサッカー界に持ち込み、イノベーションを起こすためにいわきFCを立ち上げたという。
会見において安田社長は、
「サッカーを通して日本全体を元気にしていく、改革していくんだ、という意識があります。イギリスやドイツがスポーツを通して国を元気にしている様子、世界をリードしている様子を見て、『なぜ日本はこんなに元気がないんだ』と思っていました」
「大倉社長に現場のサッカーを見てもらって、絵に描いたものを実現していきたい。私たちは、社会を変えようと本気で思っているので、マスコミのみなさんも本気になってこのクラブを見守ってほしい」と熱い思いを報道陣にぶつけた。
続けて大倉社長は、
「僕も長年Jリーグに関わっていくなかで、スポーツの持つ意味をずっと考えていました。勝ったり負けたりだとか、誰をとったり、切ったりとかではなくて。そうやって考えていたことがいわきFCを立ち上げる中でやっと言葉でつながってきた」
「『J1でなぜやらないの?』などと周りから言われることはありましたが、価値観が僕の中では全然違っていた。このクラブに人生を賭けていきたい。10年後、このクラブをスポーツのなかでお手本となる存在とするべく、気力をもっていきます」といわきFCにかける思いを明かした。
《大日方航》
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