試合は序盤からホームのブロンコスが優勢に進める。2本のフィールドゴールを決め6-0とリード。その一方で攻め込みながらタッチダウンは決められず、完全に主導権を握ったとまでは言えない展開だった。するとスティーラーズが第1クォーター残り1分22秒、ランニングバック(RB)フィッツジェラルド・トウセントの1ヤードタッチダウンランで逆転に成功する。
互いにフィールドゴールを決め合った第2、第3クォーターでは点差がつかず、ブロンコスは12-13と1点ビハインドで最終第4クォーターを迎えた。再び試合が大きく動いたのは残り9分55秒だった。
ボールを抱えて走っていたスティーラーズのトウセントが相手選手と接触しファンブル。これをブロンコスがカバーしてターンオーバーに成功。両チームここまで大きなミスやペナルティなく進めてきたが、勝負を分ける終盤でスティーラーズに痛恨のプレーが出た。
直後のシリーズでブロンコスのクォーターバック(QB)ペイトン・マニングは、ワイドレシーバー(WR)のベニー・フォウラーにパスを通し一気にゲイン。
千載一遇のチャンスを得たブロンコスは、連続でファーストダウン更新しながら相手エンドゾーンに近づき、最後はC.J.・アンダーソンが身体ごとボールをねじ込み逆転タッチダウンランを決めた。2点コンバージョンも成功させたブロンコスが、さらにフィールドゴールも決め逃げ切った。
息詰まる熱戦を制し、ニューイングランド・ペイトリオッツが待つAFCチャンピオンシップに進んだブロンコス。ファンからは「間違いなく好勝負になる」「マニングが大好き。幼稚園のころから応援してる。次の試合も勝ってほしい」「ペイトン・マニング対トム・ブレイディ。おそらくこれが最後の対戦になるだろう」「マニングが再びスーパーボウル制覇するのを見たい」などの声が寄せられている。
プロ18年目の大ベテラン、作オフは引退説もささやかれたマニングだが、再び頂点をつかむことはできるか。
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— Denver Broncos (@Broncos) 2016, 1月 18