マニー・パッキャオが引退を表明…ボクシング6階級王者
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会見でパッキャオは「この試合でグローブを吊すことができて、とても幸せだ。試合後は寂しいと感じるに違いない。だが、それが人生というものだ」と述べている。
●引退後はフィリピンで議員活動
パッキャオとブラッドリーは過去2度対戦し1勝1敗。2012年6月9日の初対戦ではブラッドリーが勝ち、パッキャオは保持していたWBO世界ウェルター級のベルトを失った。ふたりは2014年4月12日に再戦し、今度はパッキャオがベルトを奪い返している。
3度目の対戦でブラッドリーに完勝するようなら、ファンの関心は再びフロイド・メイウェザーとの再戦に向かうことが予想される。しかし、パッキャオは「メイウェザーはすでに引退しているし、この試合後に私も引退するつもりだ」と再戦の可能性を否定した。
プロボクサーであると同時に、フィリピン議会の下院議員でもあるパッキャオ。引退後は議員として、国のために働きたいと希望を語った。
「私がボクシングを始めたのは、母を助けるためだった。そして今度は、フィリピンを助けるためにボクシングをやめる。多くの人々のために大きな責任を果たし、貢献すべき時がきた」
●当初は別な選手との対戦も検討
プロモーターのボブ・アラムは、パッキャオの引退試合には当初テレンス・クロフォードかアミール・カーンを検討していた。だが現時点での知名度の問題や、条件面での折り合いの難しさからブラッドリーの名前が浮上したようだ。
ブラッドリーとのリマッチに同意したパッキャオは、その理由について「ブラッドリーが変化したからだ。以前よりも成長している」と話した。
一方のブラッドリーは、「パッキャオが私を対戦相手に選んだのは、知っている選手だからと聞いている。私は以前と違う。今度の試合は、以前の2試合とは別物になるだろう」と応えた。
パッキャオのラストマッチにファンからは、「ラストにはふさわしい相手かな」「ブラッドリーなら引退試合にふさわしいかもな」「パッキャオ引退は本当だったのか」「 一勝一敗相手との勝負とはいえ、個人的にはキース・サーマンの方が燃えたかなあ。 とにかくしっかり見届けなければ!」などの反応が寄せられている。
《岩藤健》
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