東京五輪招致に絡む贈賄疑惑、IOC副会長は「調書を待っている」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

東京五輪招致に絡む贈賄疑惑、IOC副会長は「調書を待っている」

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ジョン・コーツ氏 参考画像(c)Getty Images
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世界反ドーピング機関(WADA)が1月14日、2020年の東京五輪・パラリンピック招致に絡み日本側が、国際陸連(IAAF)に最大で約6億円の協賛金を支払ったとする報告書を発表した。

22日に都内で行われた大会組織委員会との第5回プロジェクトレビューに参加した、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長は今回の贈賄疑惑について「その件で組織委員とは話し合ってない。IOCとしては現在、当該部分の調書を待っているところだ」とコメント。まだ調書が届いていないため、これ以上詳しいことは話せないとしている。

今回の報告書はIAAFのラミーヌ・ディアク前会長と、彼の親族らが金銭を受け取る見返りにドーピング違反を揉み消していたとする疑惑の調査過程で作成されたもの。トルコ側の証言によると、2020年夏季五輪・パラリンピックの開催地に立候補していたトルコ・イスタンブールは、国際陸連から持ちかけられた協賛金の支払いを断ったため、ディアク前会長の支持を失ったとされる。一方で日本は要求された協賛金を支払ったと報告書にはある。

WADAの独立委員会は「我々が調査を委任された項目ではない」として、それ以上の調査は行わなかった。

《岩藤健》

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