ラグビー日本選手権、パナソニックが帝京大を下す
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
トップリーグ3連覇のパナソニックは、試合開始2分足らずで北川智規がトライを決め先制。前半5分には児玉健太郎もトライを奪う。ベリック・バーンズのキックも2本成功し、あっと言う間にパナソニックが14-0とリードした。
立て続けの2トライで試合が壊れてもおかしくなかったが、ここから帝京大も学生王者の底力を見せ踏ん張る。ゴール寸前でパナソニックの猛攻を押し留める姿が見られた。同19分には松田力也のペナルティゴールで3点を返す。
だが同33分、山田章仁にトライを奪われ、差を21-3と広げられたところで前半が終わった。
後半の早い時間帯に1トライ返したい帝京大。だが同1分、またもパナソニックが電光石火の攻めを見せ、内田啓介がトライを奪う。その後も連続で失点し35-3と一方的な点差になる。
それでも学生王者の意地を見せたい帝京大は同18分、姫野和樹の突破から堀越康介がチーム初トライを決める。試合終了間際の38分にも竹山晃暉がトライを奪った。
今シーズンはワールドカップ、2月からのスーパーラグビー参戦などの影響があり、日程を短縮して19シーズンぶりの一発勝負となった日本選手権。
結果としては両者の力量差を見せつける試合になり、「正直実力差はあった。いきなりチャンピオンチームとやるのは厳しい」「ここ一番での実力差は歴然でしたね」「社会人チームは以前より外国人のレベルが上がってる。学生とのレベル差は否めない」「シーズン最終戦にふさわしい組み合わせか疑問」「帝京大だから何とか試合になった」など、社会人対学生という枠組みに無理があるとの声が多い。
《岩藤健》
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