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【THE SPIKE】大谷翔平、侍ジャパンのエースで世界一へ

オピニオン コラム
大谷翔平 参考画像(2015年11月21日)
大谷翔平 参考画像(2015年11月21日) 全 4 枚 拡大写真
■世界と戦うためのさらなる進化

大谷がこれからどのように進化してくのか、興味はつきない。独自のトレーニング理論を持つ大谷は、「自分のトレーニング内容を考えると、誰かと一緒にやるという考えはない」と語っていた。

シーズンオフの自主トレ期間はひとりで黙々と調整した。また、同僚の中田とともに、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手のもとを訪れた。トレーニング理論に人一倍のこだわりを持つダルビッシュから教えを受けるなど、さらなる進化に向けて貪欲に理論を吸収した。

日本ハムは2月1日から、米国アリゾナ州ピオリアで1987年以来29年ぶりの海外キャンプを行っている。日々練習をこなす大谷の表情が明るいのも、これまでのトレーニングが順調にきている証しだろう。

課題となるのは二刀流にどこまで挑戦するかだ。プロ入り3年目の昨シーズンは、15勝5敗の成績をおさめるなど投手部門のタイトル3冠を達成した。しかし、逆に言えば「投」と「打」に大きく差がついてしまったとも言える。

今後、投打の双方で高いパフォーマンスを見せなければ、二刀流断念の方向に傾くことは否めない。投手としては、球界のエースとして誰もが認める位置にまできている。打撃の調子が上向かなければ、投手に専念すべきという声も自ずと強くなるだろう。大谷は「20勝、20本塁打」を目標として掲げているが、果たしてどうなるか。



■世界の舞台で、世界の強打者が相手

プレミア12とWBCはルールに微妙な違いがあることをはじめ、対戦相手の質もマウンドも違う。プレミア12では球数制限がなかったが、WBCでは球数制限や登板間隔の規定がある。

また、プレミア12では出場していなかったメジャーリーグ選手の出場も可能となる。マウンドに関しては、過去のWBCで日本の投手がメジャーのスタジアムの硬いマウンドにアジャストするのに苦慮した。

プレミア12で圧巻の投球を見せた大谷だが、いずれもマウンドに立ったのは投げ慣れた国内の球場。本当の意味での国際試合は第4回WBCが初めてと言えるかもしれない。

世界の舞台で、世界の強打者を相手に、大谷がどこまで真価を見せつけることができるか。一抹の不安はありながらも、メジャーリーグの強打者が大谷の直球に空を斬り、高速フォークを茫然と見逃す…。そんな別次元のピッチングを繰り広げる光景が、やはり目に浮かぶ。大谷翔平という投手は、大いなる期待を抱かせてくれる。

まずは2016年シーズン、どのようなピッチングを見せてくれるか。大谷の一挙手一投足に注目していきたい。
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《浜田哲男》

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