レッドブル・エアレースパイロット室屋義秀…「世界一を獲りたい」単独インタビュー 2ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

レッドブル・エアレースパイロット室屋義秀…「世界一を獲りたい」単独インタビュー

オピニオン ボイス
レッドブル・エアレースパイロットの室屋義秀(2016年2月24日)
レッドブル・エアレースパイロットの室屋義秀(2016年2月24日) 全 6 枚 拡大写真
---:「機体購入のために借金した」「スポンサーがないところからスタートした」など、室屋選手は個人としても当初は苦労されたそうですが。

室屋:そもそも機体が日本になかった。ある程度普及している国だったら持っている人に借りるとか、教えてもらうとか選択肢があるのですが日本にはなかった。

理解もないからスポンサーがつくわけもなく、始めなくてはそもそもスポンサーがつくわけもなく。"鶏が先か卵が先か"状態なわけです。そういったことで生み出す苦労というのは初期段階では大きかったですね。ほぼすべての人が不可能だと言いました。成り立つわけもないと。

そんな状態から立ち上げていって、見よう見まねでトレーニングしていって。結果レッドブルにスポンサーになっていただくまで4年くらいかかった。その段階でようやくまともなパイロットになることができて、活動もちゃんとすることができるようになってきた。状況は変わってきた。

その循環に入るまでは大変でしたね。石を積み上げる作業というか。積んでは崩され、積んでは崩されの繰り返し。その中で思いをキープするのが一番大変でした。



---:どのようにモチベーションを保たれたのでしょうか?

室屋:やっぱり、好きだからですかね。飛んだら面白いから飛んでいる。そのための準備は大変ですが…。最終的には好きだからという思いに尽きると思います。本当に趣味を仕事にしているという感じですね。他に仕事したくないというか、できないし。生活をするためになんとかしようとしてきたって感じです。

---:中長期的な目標を教えてください。

室屋:個人としては世界一を獲ること、技術で世界一を獲ることなので、今のところはエアレースが焦点です。頂点を目指して訓練を続けていくつもりです。これは個人としての目標。

それ以外ではスカイスポーツを広げていくという意味で、興味をもった人が進んでこれる階段を作りたいと考えています。

エアレースだとハードルが高すぎるので、もう少し低いレベルのものから、順々に飛んでいくと。自分がやってきた道を他の人がたどれるとはなかなか思わないし、僕も色々な人に支えられてきたので。そこを簡単に登ってこれるような道筋を残すことが大きな夢ですね。

---:千葉で行なわれるレッドブル・エアレースを観戦しようと考えている方に向けて一言お願いします。


---:2016年シーズンへの抱負をお願いします。
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《大日方航》

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