初戦のセルジー・スタコフスキ戦で大苦戦、あわや敗退の瀬戸際まで追い込まれたが、底力を発揮して勝ち上がってきたワウリンカ。決勝も第2セットでタイブレークにもつれ込むと、なかなかバグダディスを引き離すことができない。
最後はバグダディスのショットがわずかに大きく外れ、ワウリンカが30分近く続いたタイブレークを15-13で制した。3度目の出場でドバイ・テニス選手権初優勝のワウリンカは試合後、「まさに驚きの1週間だったね」と大会を振り返った。
「始まりは厳しいものだった。だけど僕は常に戦おうとしていたし、常に日々よくなろうとしていた。新たなトロフィーを獲得できてとても幸せ。今日は本当に良いテニスができた。マルコスとの決勝はタフなものになったけど、彼との試合は常にこうなんだ」
これで決勝に残った試合では9連勝。無類の強さを発揮するワウリンカにファンからも、「大一番で負けない底力は本当に素晴らしい」「結果として一回戦が一番苦戦した。大会が進むにつれ調子が上がってきた」「何でもないところでコロッと負けたりするのに、決勝では絶対負けないのすごい」「去年の全仏決勝は神がかってた」など勝負強さを称える声が多い。
Stan Wawrinka captures his 13th ATP World Tour title, beating Marcos Baghdatis in the Dubai Duty Free Tennis...
Posted by ATP World Tour on 2016年2月27日