マイケル・ビスピン、悲願のアンデウソン・シウバ越え | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

マイケル・ビスピン、悲願のアンデウソン・シウバ越え

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マイケル・ビスピン 参考画像(右/2016年2月27日)
マイケル・ビスピン 参考画像(右/2016年2月27日) 全 2 枚 拡大写真
2月27日に格闘技イベント『UFC Fight Night 84』が行われ、地元イギリス出身のマイケル・ビスピンが、元ミドル級王者アンデウソン・シウバを判定で下し勝利した。

2006年にリアリティ番組『The Ultimate Fighter』シーズン3に出演、見事優勝してUFCファイターとしてのキャリアをスタートさせたビスピン。37歳のベテランだが最近2連勝して好調ぶりをアピールしていた。

一方のシウバは、かつてUFCミドル級タイトルを連続10度防衛した絶対王者。だが2013年12月28日に行った防衛戦で、ローキックがクリス・ワイドマンのヒザに当たり左足首骨折の重傷を負う。

選手生命も危ぶまれたケガから1年1カ月ぶりに復帰し、2015年1月31日にニック・ディアスとの試合で判定勝ちを収めたが、試合後に薬物検査で陽性反応を示したため、1年間の出場停止処分が下された。今回のビスピン戦が処分明け最初の試合。

第1ラウンドは互いに様子を見ながら、時おり打撃が交錯するシーンもあった。ラウンド終了間際には、ビスピンの左フックがシウバの顔面をとらえ、元王者の足下が怪しくなる。

第2ラウンドも同じような展開になった。シウバはトリッキーな動きでビスピンを挑発していく。ラウンド終了間際、またもビスピンの左パンチがシウバの顔面をとらえる。今度は倒れた相手に、ビスピンは上からパンチを打ち下ろす。だがシウバも冷静に相手の頭を抱え、下から必死の抵抗で難を逃れた。

第3ラウンドは勝機を見出したビスピンが前に出る。左右のパンチで圧力を加えていった。だがシウバは抜群の見切りでこれをかわし、逆に一瞬の隙を突いた跳びヒザ蹴り。ビスピンが尻餅をついたところでラウンド終了のブザーが鳴る。

第4ラウンドも前に出ていくのはビスピン。前のラウンドでもらった跳びヒザ蹴りのダメージは色濃く、鼻血も完全には止められないが、それでも左右のパンチを振ってシウバを追い詰める。

第5ラウンドに入ると、ビスピンの鼻血はますますひどくなる。真っ赤に染まった顔面へシウバの上段前蹴り。それでもビスピンは左右の拳を振り、前へ出続けた。

試合は際どい判定になったが、ジャッジ三者とも48-47でビスピンを支持。「昔からこの対戦を夢見てきた」というビスピンが、悲願のシウバ越えを果たした。試合後ビスピンはインスタグラムに会心の勝利を喜ぶ写真と、「今日は私の誕生日だが、何もプレゼントは要らない」というメッセージを投稿した。

この投稿にファンからは、「おめでとうございます」「誕生日おめでとう。とても楽しい試合だったよ」「長くファンをやってきたから、この勝利があなたにとってどんな意味を持つか分かるつもりです。おめでとう」「最高のプレゼントになりましたね」などお祝いのコメントが寄せられている。

Today is my birthday. I don't need a present :)

Mikebispingさん(@mikebisping)が投稿した写真 -

《岩藤健》

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