右目の感染症を理由に、ドバイ・テニス選手権を途中棄権したノバク・ジョコビッチだが、16580ポイントを積み上げて盤石の1位。8765ポイントで2位につけるアンディ・マレーを大差で離している。
メキシコ・オープンで優勝したドミニク・ティエムは順位をひとつ上げ14位、ティエムと決勝を争ったバーナード・トミックも21位から20に浮上した。ドバイ・テニス選手権で決勝に進出したマルコス・バグダティスは前回57位から39位にジャンプアップしている。
この結果にテニスファンからは、「トップ40にお帰りマルコス。この調子でいこう。君のプレーを見るのが好きだ」「ティエムはもっと稼いでると思ってた。あれ、勘違いかな?」「マルコスは素晴らしい1週間になったね。残りのシーズンも良いプレーを期待」など、大会で好成績を収めた選手に注目が集まっている。
中でも81位にランクされ、18歳でトップ100入りを果たしたテイラー・フリッツへの注目度が高い。今季174位でスタートしたフリッツは、チャレンジャー大会での優勝、メンフィス・オープンでの決勝進出、メキシコ・オープンでのベスト8と好成績を積み重ね一気にランクアップ。
アメリカの新星にテニスファンも、「新顔がトップ100入りするのは楽しいものだ。今後さらに上へ行くだろう」「近いうちトップ20にも入ってくる選手」と大きな期待を掛ける。
日本勢では、2月28日に行われた島津全日本室内テニス選手権大会(京都チャレンジャー)で優勝し、チャレンジャー6勝目を挙げた杉田祐一が20位上げ99位にランクイン。初のトップ100入りとなった。
●男子テニス世界ランキング 主な日本人選手の順位
6位 錦織圭 4030ポイント
87位 ダニエル太郎 619ポイント
99位 杉田祐一 580ポイント
120位 伊藤竜馬 488ポイント
124位 西岡良仁 472ポイント