東京マラソン2016、外国人ランナーが6千人参加「あの一礼は武士道?」
イベント
スポーツ

2時間台で走るランナーたちで混み合うフィニッシュ地点に、日本人ランナーを不思議そうに見つめるオーストラリア人がいた。"English"と記されたワッペンを掲げるボランティアスタッフに彼らは、「ゴールラインで頭を下げている人がいるけど、あの一礼はなに?武士道?」と聞いていた。
「おそらく、野球選手がマウンドに入るときに一礼するのと同じで、ゴールで頭を下げる人がいたんでしょうね。彼らにとって、そうした不思議なジェスチャーをいたるところで出会うことが楽しいようです」(ボランティアスタッフ)
更衣室付近でランナーの誘導を担うスタッフは、「とにかくバスの乗り場をよく聞かれる。『ランコースはとてもいいのに、ゴールしてからバス乗り場までがわかりづらい。どのバスに乗っていいかもわからないし、都心へのアクセスが難しい』という人がいた。新宿や東京へと向かうバスの乗り場を探すのに30分もかかったという人も」と話していた。
去年も参加したというスウェーデンの女性は、「トイレをはじめ、街中がきれい。清潔感がある反面、街の看板やビルのカラーリングがよくわからない。新宿と浅草の表情の違いも、走りながら感じた」と笑った。
またこの日、東京ビッグサイト西棟で12時から始まった「アフターラン・サンクスパーティ」には、日本人ランナーに加え、外国人ランナーの姿が目立った。
米国からの一行のひとりは、「日本人は走り終わるとすぐに帰っちゃうの?これからが楽しいのに」と語る。フードエリアやステージが設置された同パーティは、欧米やアジアのランナーたちで次第に混み始め、いつしか"国境を越えたフェス会場"と化していた。
《大野雅人》
≫貴重な水着ショットも披露!「もはや高校生には見えない」大人っぽい池江璃花子、沖縄・石垣島の海を満喫
≫ケンブリッジ飛鳥と滝沢カレンが似てる?リオ五輪時から密かに話題だった
≫レアル所属・中井卓大ってどんな選手?…「リアルキャプテン翼」と呼ばれた少年時代