テニス・ジュニア育成に日本予選を初開催…全仏オープン・ジュニア2016ワイルドカード選手権大会
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
味の素ナショナルトレーニングセンターの室内クレーコートで行われた試合には男女各8名、合計16選手が出場。トーナメント戦で白熱した試合を繰り広げた。
男子は1回戦からランキング上位の清水悠太や田島尚輝が順当に勝ち上がった。決勝ではサウスポーでフットワークに長ける清水と、1セットも落とさず勝ち進んできた田島が対戦。
第1セットは田島が先取。しかし、清水が第2セットを奪い返し、最終セットはお互い譲らすタイブレークに突入。田島がタイブレークで連続ポイントをとり、最後はサービスエースで優勝した。
女子は第1シードの荒川晴菜が順当に初戦を突破。一方、第2シードの松田美咲はITF ジュニアランキングで約300位離れている今大会出場選手中最年少の佐藤久真莉に1回戦で敗れた。
決勝は、準決勝で第1シードの荒川を破った清水綾乃と佐藤が対戦した。第1セットは清水が先取。そのまま勢いに乗った清水が佐藤を圧倒し、フランスへの切符を勝ち取った。
田島と清水は5月末にフランス・パリで開催されるワイルドカード選手権の本戦に進出。本戦で優勝した選手は、ワイルドカードとして全仏オープン・ジュニア2016の出場権を獲得する。
●田島尚輝(15歳)のコメント
「最近の練習では、この大会で勝つことを目標としていたので嬉しい。(試合を想定して)クレーコートで練習をしてきた。パリでは今大会みたいに、1試合ずつしっかり勝って、本選へのワイルドカードをゲットできるようにしたい」
●清水綾乃(17歳)のコメント
「この大会に出場している中で最年長だったので、優勝できて嬉しいし、ホッとしている。私はランキングが低いので、この大会がなければ、(全仏オープン・ジュニア本選は)出場可能な大会ではない。挑戦権をいただいた気持ちで、チャレンジャーの気持ちでワイルドカード本選を頑張りたい」
●フランステニス連盟ルーカス・デュバーグ氏のコメント
「主催するにあたって、ひとつの条件が(全仏オープン・ジュニア2016の行われる)ローラン・ギャロスと同じレッドクレーコートであることだった。優勝したアヤノ、ナオキの2人、本当におめでとう。パリで会いましょう」
●大会トーナメントディレクター 日本テニス協会・川廷尚弘氏のコメント
「決勝戦に残った選手だけではなく、今大会に出場した16名の選手がいてこその大会だった。大激戦で幕を閉じたが、パリに行く選手たちには、ワイルドカードで活躍して、本戦に出場して欲しい。日本テニス協会はジュニアの活躍を積極的にサポートしている。来年も引き続きフランステニス連盟とパートナーを組み、第2回を行いたい」
●スウォッチ グループ ジャパン ロンジン事業本部・天野実氏のコメント
「本当に素晴らしい試合ばかり。決勝に残ったふたりも連れて行きたいくらい。ロンジンは長年12歳以下のジュニアの大会は日本で何度も開催していたが、18歳以下は今年が初めて。ここが終わりではなくワイルドカードで優勝して、結果として残してほしい」
《美坂柚木》
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