前節シドニーFCに敗れ、ここまでACL未勝利の広州恒大。ホームで絶対に負けられないディフェンディングチャンピオンは前半6分、エリア内でPKを獲得しリカルド・グラルが決め先制、さらに同14分にはジャクソン・マルティネスが個人の強さで抜け出したところから、グラルに2点目が生まれた。
立ち上がりの連続失点で劣勢に立たされた浦和。だが、同30分に相手GKのパンチングミスから武藤雄樹が押し込み1点差に詰め寄ると、広州恒大の守備の乱れをついて徐々に主導権を握り始める。
必死に守る相手をなかなか崩せなかった浦和だが、終了間際の後半44分ついに同点ゴールが決まる。槙野智章が送ったボールをズラタンが落とし、最後は興梠慎三の右足。この前に決定的なチャンスでヘディングシュートを外していただけに、決めた興梠は試合後「次は外しちゃいけないと思った」と喜んだ。
敵地で前回王者相手に勝ちにも等しい引き分けを手にした浦和。この結果にファンからも、「広州に敵地で引き分けなら悲観することない」「確かに勝てる試合でもあったが、アウェーで広州相手に引き分けたことは大きい」「最初はどうなるかと思ったけど、みんな頑張ってくれた」「アウェーで2点差追いついたのは大きい!」「時間がない中、全員があきらめずボールを追いかけた結果」と喜びの声が聞かれる。
第3節の結果によりグループHは、浦項スティーラーズを破ったシドニーFCが勝ち点6で首位、浦項と浦和が勝ち点4で続き広州恒大は勝ち点2の最下位。
AFCチャンピオンズリーグ2016
— AFCチャンピオンズリーグ日本 (@TheAFCCL_jp) 2016年3月16日
グループH 試合終了!
広州恒大 2-2 浦和レッドダイヤモンズ
浦和が2点ビハインドから執念で同点に追いつく!#ACL2016 #GUAvURA pic.twitter.com/KwzO8Hz8mw