リオ五輪自転車ロード代表の内間康平「沖縄勢で独占できたのは新たなモチベーションに」
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エースとなる新城を勝たせるため、「日本勢としてのメダル獲得のためにしっかりと走りたい」と語り、アシストに徹する。
新城と同じ沖縄県出身の内間は、鹿児島県にある鹿屋体育大で頭角を現し、チームNIPPOを経て2014年から現チームのブリヂストンアンカーに加入。昨年からロードレースの日本代表として常に起用され、ついに五輪代表まで上りつめた。
昨年はリオデジャネイロオリンピックのコースとなるプレ大会に出場し、重要な経験を積んだ。日本から地球を半周して現地入りした選手より、欧州ロードで走っていた内間がすんなり現地入りして時差ボケもなく調整できたことも貴重な情報で、本番でもこの戦略を採りそうだ。
「プレ大会を走ってみていいイメージだった」という内間は、上りのトレーニングをこなしていきたいと加えた。オリンピックとしては珍しく、意外とアップダウンの多いコースだという。
「石畳区間でトラブルを起こす選手が多いと思うので、(エースである)新城選手になにかがあったときはしっかりとサポートしたい。しかも下りが難しいコースでテクニックが必要だが、ボクは下りを得意としているのでそのアドバンテージをしっかりと出せればいい走りができると思う」
先輩格である新城とは世界選手権などの国際大会で何度も一緒に走っている仲で、チームワークはバッチリだ。オリンピックでは新城がエースに、内間はそれをアシストする作戦になるようだ。新城はこのように語っている。
「内間はボクのことをすべて分かってくれている存在。ふたりで常に一緒の位置で走っていたほうがいろいろな状況に対応できる。ボクが展開としてダメなときは内間に行ってもらう。沖縄コンビでいい結果を出したい」
慣れない記者会見で緊張しながらも、内間は将来を見すえて自分自身の言葉で語っていた。
「新城選手とは世界選手権でも同部屋で、いつもストレスなく過ごせる。そんな選手とオリンピックに一緒に行けるのだからいい結果につながると思う。これまで沖縄のオリンピック選手は陸上長距離やウエイトリフティングなどが多かった。自転車の長距離でもオリンピック代表を独占できたことで、沖縄出身のスポーツ選手にとっては新たなモチベーションになる」
《山口和幸》
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