FIFA新会長、汚職の元幹部らに巨額の損害賠償を請求
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
2015年に起こった幹部の一斉摘発という事態にFIFAは揺れた。長年続いてきた癒着や不正が明るみに出され、アメリカ司法当局によって41の個人や団体が逮捕・起訴された。
元副会長のジャック・ワーナー氏らも摘発された今回の件について、インファンティーノ会長はFIFAの公式サイトで以下のように声明を出した。
「有罪となった被告たちは、それぞれの立場を悪用しFIFAに深刻で長期的な損害をもたらした。彼らが自らのポケットに入れたお金は、世界のサッカーのためのものであり、サッカーの発展・進化のためのものだ。FIFAはどれだけの時間がかかったとしても、その資金を返してもらうと固く決意している。彼らが得たお金で建設する予定だったものはサッカー場だ。マンションやプールではない」
逮捕された幹部にはワールドカップ南アフリカ大会の不正招致をめぐり、1000万ドル(約11億円)が支払われたとされている。そのほかの汚職も合わせ、今後FIFAは数千万ドルの賠償を求めていく。
《岩藤健》
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