ジョコビッチは第1セット、第1ゲームからラオニッチのサービスを破り4ゲーム連取に成功。リターンが冴えるジョコビッチ相手にラオニッチは第1セット、ファーストサービスでのポイント獲得率こそ72%だったものの、セカンドになると18%にまで下がった。これが第2セットに入ると0%になり、ラオニッチは試合を通してセカンドサービスでは3ポイントしか取れなかった。
第1セットの終わりにメディカルタイムアウトを取ったラオニッチは、第2セットでは1ゲームも奪えず敗れた。
試合後のインタビューでジョコビッチは、「このトーナメントで5回も勝てたことは、私と私のチームにとって素晴らしい成果だ」とマスターズ1000タイトル獲得を喜んだ。
一方のラオニッチは「ケガに関しては分からない。メディカルスタッフと話す必要があるだろう。以前の負傷が再発したのでないことを願っている」と話したが、勝敗にケガが影響したという見方は否定している。
ジョコビッチの圧勝で幕を閉じた大会にテニスファンからは、王者の強さに驚く「今年もジョコビッチの年になりそう」「ラオニッチにこのスコアは異常」「今のラオニッチならチャンスあるんじゃと思ってたがダメか」「世界最高レベルのサーブを持つラオニッチが、ひとつもサービスゲームをキープできずにセット落としたのが信じられない」「マスターズ決勝でラオニッチ相手とは思えないスコア」などの声が寄せられている。
昨季のジョコビッチは、自ら「キャリアでもベスト」と呼ぶ成績を収めたが、四大大会で全仏オープンだけは獲り逃した。今年は全仏を制しての生涯グランドスラム、さらにリオ五輪の金メダルを加えゴールデン・スラムの期待もかかる。
Five alive! Novak Djokovic rolls through Milos Raonic to collect a record fifth Indian Wells title, 6-2, 6-0 It's a record-tying 27th ATP World Tour Masters 1000, as well #BNPPO16
BNP Paribas Openさんの投稿 2016年3月20日