フィオレンティーナと勝ち点54で並び、6ポイントで3位に立つローマを追いかけているインテル。来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得のためにも、アウェイゲームだが直接叩いておきたい一戦だった。
その想いが通じたのは後半の早い時間、味方のスルーパスから抜け出したペリシッチは、エリア内でフリーになると迷わず左足を振り抜いた。ボールはGKの手を弾いてゴールラインを割る。
その後、インテルはローマの反撃をGKサミル・ハンダノビッチの好セーブなどで防ぐ。しかし、このままいけば勝ち点3を得られると思った同39分、ラジャ・ナインゴランに同点弾を許し、土壇場で追いつかれ白星を逃した。
あと数分というところで追いつかれた試合後、アデム・リャイッチは「僕たちは85分間良い戦いをしていたので、引き分けは残念だ。勝てばローマと勝ち点2差だったが、偶然のゴールにやられてしまった」と守り切れなかったことを悔やんだ。
それでも「難しい相手と、敵地で引き分けたことは忘れてはいけない」と勝ち点1獲得を喜んでいる。
インテルのロベルト・マンチーニ監督は、残り試合も少なくなり激しさを増すCL出場権争いについて「まだオープンなままだ」と可能性が残されていることを強調した。
「ラスト5分で追いつかれたのは残念。2点目を決めなければいけなかった。まだ多くの勝ち点が動く。すべてはオープンなままだ」
"Resta tutto aperto". Leggi l'analisi di @robymancio dopo #RomaInter: https://t.co/xzCkx1Itwk #FCIM pic.twitter.com/rJvJo5pIP1
— F.C. Internazionale (@Inter) 2016年3月19日