過去この大会では1999年と2001年に優勝したことがあるセリーナ。しかし2001年の大会、準決勝で対戦するはずだった姉のビーナス・ウィリアムズがヒザの故障を理由に棄権したことで、セリーナは決勝戦で観客からの激しいブーイングを浴びた。
罵声には人種差別的な発言も混ざっていたとされており、以後この大会をウィリアムズ姉妹は長く欠場してきた。だが昨年セリーナが久しぶりに参加、今年はビーナスも参加してウィリアムズ姉妹そろい踏みとなった。
決勝戦では30度を超える暑さに、少しナーバスになっていたという精神状態も重なりミスを連発したセリーナ。インディアンウェルズ15年ぶりの優勝は逃したが、試合後「応援にとても感謝しています。これが私にとってどれほど価値のあるものなのか、語る言葉を持っていません」と観客に感謝した。
このコメントにテニスファンからは、「試合後のコメントに感激した」「私も最後のコメントには感激でした」「あらためて強いだけでなく人格的にも素晴らしい人だと感じた」などの反応が寄せられている。