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ニコニコ動画が生み出す、プロ野球中継における新しい価値

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ニコニコ超会議2016「超野球」全10企画発表林
ニコニコ超会議2016「超野球」全10企画発表林 全 6 枚 拡大写真
ロッテがチャンスの場面、画面からは試合を観戦しているニコ生ユーザーのコメントが一気に流れ、打席に立つ選手へ熱い思いを送る…。ロッテの「ニコニコプロ野球チャンネル」でよく見られる光景だ。

かつて、プロ野球中継といえば巨人戦に代表されるようにテレビの地上波放送が独占していた。それが試合終了まで完全中継を行うCS放送が主流となり、地上波でのプロ野球中継は一気に下火となっていった。

最近では「パ・リーグTV」や「ニコニコ生放送」といったインターネットによる試合中継も徐々に増えてきている。ロッテが「ニコニコ生放送」と関わりを持ち始めたのは2011年に「マリーンズチャンネル」を開設したのがきっかけだった。

昨年の春季キャンプでは初めて生中継を実施。現地に行かない限り、なかなか見ることのできないキャンプ中の練習の様子に多くのファンが参加し、17日間の放送で約71万人が視聴した。そして、この年からニコニコ生放送での主催試合全試合のディレイ放送がスタートすることになる。

「ニコニコ生放送」の強みはリアルタイムで流れてくるユーザーからの質問をダイレクトに選手へ伝えることができる点だろう。今春のキャンプでは中継だけではなく、直接選手へのインタビューを敢行。リアルタイムで流れてくるニコ生ユーザーからの質問にリアルに答える選手たちの姿は新鮮であった。

4月29日のロッテ対日本ハム戦で行われる「ニコニコ超会議2016」の派生イベント「超野球」でもその強みは変わらない。一部、権利上の都合で撮影禁止となるが、あらかじめ事前申請をした人は球場にノートパソコン、タブレットを持ち込むことができ、スタンドからユーザー自身が生放送を行うことが可能となった。

さらに、試合後のヒーローインタビュー後にはバックヤードでヒーローとなった選手が視聴しているユーザーからの質問に答える「超野球ヒーローインタビュー」も行われる。

ニコニコ動画と千葉ロッテマリーンズによるコラボレーションは、今後の「インターネットとプロ野球」の関係をより密接なものへと変化させていくだろう。

《武山智史@Timely!WEB》

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