選手は無料で登録可能。チームは、登録すると月額で利用料が発生する。登録は、プロチーム、アマチュアチームによって利用料金が異なる。また、メッセージ機能も利用できる。チームは気になる選手に、直接メッセージを送ることができる。メッセージを1人に送るごとに課金されるという仕組みだ。
さらには、選手全体にニュース配信ができるシステムもある。メーカー側がキャンペーンを仕掛けたり、チームがセレクションを行う際に、告知手段として使用することができる。
まだ事例はないが、セカンドキャリアもサポートしている。企業に対して、アスリートとしてではなく、職業としての人材紹介情報を成果報酬型で組み込んでいるということだ。中にはセカンドキャリアをつくるために登録している人もいる。元プロからの指導動画など、選手としての競技力向上につながるコンテンツを用意し、そこでユーザーから課金することも考えているという。
---：今後の展望について
西尾：現在はユーザーがチームや企業に声をかけられるために情報を登録する待ちのサービスになっていますが、チーム側の情報が増えてくれば、選手側がチームの情報を探せるようになると思います。
チームも、選手の情報を見てはくれているけれど、オファーを送るなり、追加情報を求めるなど、中でのアクティブが弱い。情報収集ツールに落ち着いているので、そこをなんとかしたいな、と。リアルイベントをやっても面白いのかな、と思っています。
---：ビジネスチャンスはどこに感じていますか？
西尾：市場規模は、正直大きいものではないと思っています。競技人口は段々減っていきますかから。ただ、野球に関しては青田買いというか、小学生、中学生でも活躍する子には声がかかったり、高校、特に大学が学生集めに必死になっている現状がある。ここには、さまざまなお金が動いているはずです。
選手がちゃんと自分で選んでいるのではなく、監督に言われるがままに大学を選んでいる状況はあまりよくないな、と。ライフルスカウティングの仕組みを使えば、そのところがオープンかつクリアーになる。選手側もチーム側も、お互いに。
ライフルスカウティングのように、野球を本気でやっている人が集まっている場所はあまりないと思います。大学は学生を集めないといけないので、話をすると投資してもらいやすいですね。特に地方の大学などは。未だに監督が全国の高校をまわっていたりするので。また、全国をまわるにもコネをたどってまわることが多いので、コネ以外の観点から選手を探すのにも利用できるサービスだと思います。
今後は海外展開も考えています。ライフルスカウティングは野球だけではなくその他の競技で登録することも可能なのですが、サッカーの場合は、サッカーの場合は、日本から海外にチャレンジしようとする選手に活用してもらえないかと考えています。
日本のJクラブには入れないけれども、可能性に挑戦したい選手が東南アジア、東ヨーロッパのチームに出て行く例も最近は増えているようです。野球は日本に来る方が多いですね。独立リーグは、海外から売り込みがきたりするそうです。
プロの球団で、隠し球が実はライフルスカウティングを利用して獲得した選手だった、みたいな例が増えてくることを期待しています。
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ライフルスカウティングは、BCリーグと提携し、仕組みを提供している。最近行われたセレクションでは、これまでのアナログ管理からライフルスカウティングのデジタル管理に移行したことによって、事前にどんな選手なのかチェックをすることができた。これはBCリーグでも好評だったという。
BCリーグとの提携などのニュースにより、登録者は増加したというが、目標数にはまだ遠い。ライフルスカウティングを利用した選手がチームに採用される例は、今後サービスの認知度が高まるにつれ増えていくと予想される。
【祝！マッチング第1号】Lifull Scoutingを通して北海道在住の大学生プレイヤー（野球）が、埼玉の社会人チームへの入部が決まったという報告をいただきました。ルートインBCリーグのトライアウトなどではなく、サービス上でのやりとり...
Lifull Scoutingさんの投稿 2016年2月1日
