【THE REAL】香川真司がクリアした2つの節目…W杯ロシア大会にかける熱い想い | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE REAL】香川真司がクリアした2つの節目…W杯ロシア大会にかける熱い想い

オピニオン コラム
香川真司 参考画像(2016年3月29日)
香川真司 参考画像(2016年3月29日) 全 6 枚 拡大写真
背番号「10」を託されて6年目になる日本代表で、そして通算4シーズン目を迎えたボルシア・ドルトムントで。わずか5日の間に、MF香川真司はふたつのチームでそれぞれ節目を経験した。

■代表戦のゴール数を歴代8位に

まずはハリルジャパンで。3月29日に埼玉スタジアムで行われたシリア代表とのワールドカップ・アジア2次予選。

後半終了間際に、メモリアルな瞬間を自らの力で手繰り寄せた。


香川真司

FW金崎夢生(鹿島アントラーズ)のスルーパスを受けてペナルティーエリア内に侵入。一度は相手GKに弾かれたボールに執念で食らいつき、体勢をやや崩しながら左足で押し込んだ。

後半21分にもゴールを決めていた香川は、国際Aマッチにおけるゴール数を「25」に伸ばす。背番号「10」の前任者、中村俊輔(横浜F・マリノス)を上回って日本代表で歴代8位に浮上した。

「自分がずっとリスペクトしてきた、尊敬できる選手の記録を抜けたのはいいことですけど、オカちゃん(岡崎慎司)や(本田)圭佑みたいにもっともっと点を取り続けて、結果を残していかなければいけない立場だと思っているので。それをしっかりと自分に言い聞かせていきたい」



試合後の取材エリア。香川は笑みひとつ浮かべなかった。5-0の快勝を告げるホイッスルは、次なる一戦へのキックオフでもある。ドイツに戻れば厳しい現実が待っている。だからこそ表情を引き締めた。

「僕はドルトムントでこういう結果を求めていかなければいけないし、立場的にいまは厳しい状況に置かれていることもわかっている。危機感をもって、試合に出たときにしっかりと結果としてそれを証明できるように。レベルは高いですけど、それをポジティブに、前向きにやり続けていけたら結果はついてくると思っているので。代表のようにしっかりと準備していきたい」

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《藤江直人》

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