フルマラソンのスタートは朝の3時。まだ暗い中を走ることになるがランナー数が日本の都市型マラソンと比べて少ないため、「初めの300mから先頭を走っているような爽快感を味わえる」と大会アンバサダーで2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんはグアムマラソンの魅力を語る。
その一方で、時間が時間だけに太陽が昇るまで沿道の応援は少ない。ガレージから演奏して盛り上げるバンドを見かけたが、あとは補給ポイントのスタッフが声をかける程度。
グアムマラソンでランナーを歌で応援する人々。ラララ~♪
CYCLEさんの投稿 2016年4月9日
高橋さんも応援が少ない寂しさを感じている。
「ホノルルマラソンのように現地の人たち、中学校や高校生などに声をかけて集団で応援するようなポイントをいくつか作ってもらえるとお祭りのような楽しさが伝わる。現地の人たちともつながりができる。街全体がもっともっと参加してくれる形になれば、日本の皆さんにも思い出に残るものになると思う」
子どもたちによる応援もあるが、多くはない。応援はあるとランナーを後押しする力になる。
しかし、朝方を走るメリットもある。岩手県から来てフルマラソンに参加した男性ランナーペアは、「早い時間に走った方が暑くない。涼しくて走りやすい」「行くときは暗くてよくわからないが、(折り返した)帰りには素晴らしい景色も見れる」「景色が良くて、尚子さんも来てる!」と充実した表情。
高橋尚子さんがグアムマラソンでランナーを応援!
CYCLEさんの投稿 2016年4月9日
高橋さんは4時台を9km補給ポイントで応援をして、後半はゴールでランナーを出迎えた。疲れたランナーたちも高橋さんに手を取られると頬を緩め、両手を挙げてゴールをくぐっていく。
最後はゴールの先にあるレッドカーペットを歩き、海で疲れた体を癒している姿が見られた。
ゴールしたランナーは、海へダイブ!クールダウン中です☆
グアムインターナショナルマラソン2016さんの投稿 2016年4月9日