超集中状態=ゾーンに入るにはどうすればいい?…ヒントはテニスの一流プレーヤー | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

超集中状態=ゾーンに入るにはどうすればいい?…ヒントはテニスの一流プレーヤー

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超集中状態=ゾーンに入るにはどうすればいい?…ヒントはテニスの一流プレーヤー
超集中状態=ゾーンに入るにはどうすればいい?…ヒントはテニスの一流プレーヤー 全 19 枚 拡大写真
医学博士の石川善樹氏が、為末大氏と共に「超集中状態=ゾーンのつくりかた」についてプレゼンを行なった。

行なわれたのはジェイアイエヌが4月13日に都内で開催した、同社製品「JINS MEME」を用いて実践する「集中力マネージメント」セミナーにおいてだ。

石川氏によると、ゾーンの作り方と関係の深い、「スポーツ心理学」という分野が最も早く立ち上がったのは旧ソ連だったという。

1950年代のソ連は、スポーツ選手のパフォーンマンスを向上させるために「長い時間、一生懸命頑張ってたくさん競争すれば強くなるはず」という概念で練習をしていた。案の定怪我人や、燃え尽きてしまう人を生み、スポーツ心理学が立ち上がった。

スポーツ心理学で、初めにブレイクスルーが起きたのはテニスの世界だ。一流プレーヤーの、ポイントを取った後の動きに専門家は着目した。テニスは、一試合のうち実際にプレーしているのは35パーセント位だと言われている。次のプレーの準備をする時間が 65パーセントを占めるということだ。

スポーツ界の第一人者でもあるジムレイヤー氏は、「一流テニスプーヤーというのは、準備しているときのルーティーンがある」という事実について指摘している。

氏によると、一流テニスプーヤーは

・ラケットを持ちかえ、利き手の緊張を解く
・ネットに向けた体をくるっと回し、コートの端まで歩いていく
・その間はラケットの糸だけを見るか、糸を整える
・コートの端まで着いたら体をくるっと回し、ベースラインまで戻る

こういったリカバリーのルーティーンをもっていたという。

これらの事象について触れた後、石川氏は「我々もそうだ」と繋げた。「疲れたとき、リカバリーのルーティーンを持っているか否か。これが、超集中状態に入りやすいかということだ」

つまり、超集中状態に入りやすい人というのは、プレーとプレーの間の短い隙間にどうリラックスできるか。そこのリカバリーが上手い人とも言える。

なぜリカバリーが必要なのか。石川氏は、「ゾーン状態に入るためのステップ」について説明した。ゾーンに入るためには、大きく分けて4つのステップが存在する。

「強いストレスを感じること」「一気にリカバリーすること」この2つが、ゾーン状態に入るための主な条件だ。そして、ゾーン状態を維持するために「適切な目標行動の設定」「行動からのフィードバック」が求められる。

「例えば、我々は“締め切り前”というストレスがあると集中しやすい。ただ、それだけではゾーンに入ることはできない。締め切りをすぎても死ぬわけではないし、という開き直りをしてリラックスすると、ゾーンに入りやすくなるのです」

「継続的にゾーンに入るためには、目標を達成するまでのプロセスを組むこと、フィードバックをを得ることが必要となります。フィードバック機能をもつものがなかなかデバイスとしてもなかったので、ここで登場するのがJINS MEMEなのではないでしょうか。オフィスワーカーもゾーンに入るために、フィードバックが重要です」

JINS MEMEは、ビジネスマン向けに、本来目に見えないはずの「集中」を可視化するアプリケーション、「JINS MEME OFFICE」「JINS MEME ZEN」「JINS MEME WALK」を同日にリリースしている。


《大日方航》

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