ジェイアイエヌは、ビジネスマン向けに、本来目に見えないはずの「集中力」を可視化するアプリケーション、「JINS MEME OFFICE」「JINS MEME ZEN」「JINS MEME WALK」を同日にリリースしている。
ジンズ・ミームに新アプリ登場…集中力やウォーキングのトレーニングに https://t.co/cciQ3Kkokp pic.twitter.com/6IaieFyf3Q
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年4月13日
集中を可視化することは、アスリート時代は「タイム」という指標があり分かりやすかったが、ビジネスマンになってからはどれほど集中できているのか分かりにくくなった。そのことについて為末さんは述べ、ビジネスマンも集中を可視化することについての重要性について指摘した。
「アスリートは100mなどタイムでパフォーマンス、集中度合いなどが出るが、オフィスワークではなかなか計測することができませんからね」
為末さん自身も、違う種類の会議が何度も続くと、パフォーマンスが落ちているように感じていたという。ただ、それを説明する際の材料を揃えることができず、もやもやする思いがあった。
「どういった環境で会議を行なうとパフォーマンスが高いのか、それを説明したいと思っていた」
「会議での自分の状態、例えば、椅子の角度や、机の幅。目の前の人の距離とか。これでも集中の度合いが変わってくるような気がします。普通は、数ヶ月してから分かってくるような問題である気がしますが、これがリアルタイムで分かるのはとても大きいと思います」
JINS MEMEが「集中力」をテーマにしたアプリケーションを誕生させた時代背景についても考察した。
「『1時間で出すパフォーマンスは、10%、20%違ってもそこまで変わらないよね』というのが昔のモノを生み出す際の考え方だった」
「昔の労働観だと、集中とかいいから、ある程度のパフォーマンスを1日10時間出してよ、という考え方。知的労働社会では、このあたりの考え方は出てこない」
「いまは1ヶ月休んでいいから、1時間のアイディアで何年分もの利益を出してよ、みたいな時代が来るわけじゃないですか。人工知能も出てくるし。ひとりひとりの集中力がドカンと出てくることが重要というか、そういう時代が来ているんじゃないかな、と」
超集中状態=ゾーンに入るにはどうすればいい?…ヒントはテニスの一流プレーヤー https://t.co/PlSrIgFWMb pic.twitter.com/EpwH4xPLgs
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