植田は熊本県宇土市出身。同県立大津高校を卒業し、2013年に鹿島へ入団した。
鹿島は4月16日、J1ファーストステージ第7節で湘南ベルマーレと対戦。敵地に乗り込んだ鹿島は、0-3で完封勝利を収めた。
試合後、インタビューに応じた植田は、熊本地震について問われると約30秒間、目頭を押さえ絶句。インタビュアーに「サッカーで勇気付けよう、そんな思いですよね?」と問われると、「僕にはそれしかないので、頑張ります」と答えた。
また、クラブ公式サイトでも試合後、コメントを発表した植田。この日の湘南戦は、「絶対に勝ってやろうと思っていた。」と特別な想いで挑んだと明かした。「この試合は1人ではなく、サポーターの方も一緒に戦ってくれて、力になった。」とファンへ感謝の言葉を続けた。
被災地はサッカーどころではないが、「結果だけでも伝わればと思う。」と勝利にこだわる植田は、「僕に出来るのは、試合で結果を出すことだけ。自分に出来ることはそれ以外にないが、熊本が元気になるなら、何でもやりたい。」と心境をつづっている。
ファンからは、「インタビューを聞いていて植田の男気を物凄く感じた」「同じ九州出身として植田選手の言葉にはグッときました」「故郷を想う気持ちがひしひしと伝わります!」「熊本市内からです。大丈夫、火の国熊本は、これぐらいじゃ負けない!」などの声が挙がっている。
【4/16 湘南戦】#antlers 選手コメントなど更新しました。植田選手「今の僕に出来るのは試合で結果を出すことだけ。それ以外にないが、熊本が元気になるなら何でもやりたい」https://t.co/5p6hJno1Sh pic.twitter.com/CGeZeHPVQC
— 鹿島アントラーズ 公式 (@atlrs_official) 2016年4月16日