F1中国GP、ロズベルグが開幕3連勝
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今回は予選から波乱に満ちた展開となり、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトラブルとギアボックス交換ペナルティで最後尾から追い上げとなる。さらにスタート直後の1コーナーではセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのフェラーリ同士で接触。両者ともに大きく後退し、ライコネンはマシン修復のためお早々にピットに戻らなけらばならなくなった。
後方でも混乱が起き、ハミルトンもフロントウイングを損傷。こちらも1周目から緊急ピットインを余儀なくされる。
さらにスタートでトップに立っていたダニエル・リチャルド(レッドブル)も3周目に左リアタイヤがバースト。こちらも優勝争いに絡めたチャンスが一気になくなり後方へ脱落。コース上に落下した破片を回収するためセーフティーカーが導入された。
ライバルたちが混乱で順位を下げていく中、ロズベルグはリチャルドの後退で再びトップに立つと、9周目のレース再開から一気に後続を引き離す。16周目には10秒の差を築くと1分40秒台の安定したペースでさらにリードを広げ、最終的に37秒もの大差をつけてトップチェッカー。開幕3連勝を成し遂げた。2位にはベッテル、3位にはダニール・クビアト(レッドブル)が入った。
マクラーレン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソが11番手、ジェンソン・バトンが12番手からスタート。序盤のセーフティーカーで何台かのライバルたちが最初のピットストップを行った関係で、一時アロンソが3番手まで浮上した。このまま表彰台争いも期待されたが、レース再開後のペースが思うように上がらず、レース後半にはポイント圏外へ、結局アロンソが12位、バトンは13位でレースを終えた。
2016 F1中国GP 決勝結果
1.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
2.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
3.ダニール・クビアト(レッドブル)
4.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
5.キミ・ライコネン(フェラーリ)
6.フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
7.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
8.マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)
9.カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)
10.バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
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12.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
13.ジェンソン・バトン(マクラーレン)
【F1 中国GP】ライバルたちの混乱よそに、ロズベルグが開幕3連勝
《吉田 知弘@レスポンス》
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