【山口和幸の茶輪記】5月は自転車月間。新緑の美しい古都鎌倉を走ろう | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【山口和幸の茶輪記】5月は自転車月間。新緑の美しい古都鎌倉を走ろう

オピニオン コラム
鎌倉海浜公園。江ノ電の車両が置かれていて、自由に出入りできる。近くにトイレや自動販売機あり
鎌倉海浜公園。江ノ電の車両が置かれていて、自由に出入りできる。近くにトイレや自動販売機あり 全 13 枚 拡大写真
自転車で走るのが1年で一番気持ちいい季節は新緑の香る5月だ。自転車業界的には「自転車月間」と銘打たれ、国民の自転車安全利用の促進と自転車を通じて国民の健康増進を図る。かなり「上から目線」のこじつけだが、楽しむのはボクたち。気持ちいい季節を素通りしてしまうのはもったいない。

今回オススメしたいのは古都鎌倉。都心部からJR横須賀線で1時間弱。クルマなら早朝に出発すれば1時間ほどで到着する。自転車を持ち込まなくても、駅前レンタサイクルが利用できる。そして最近は都内から片道60kmほどをサイクリングし、鎌倉で釜揚げシラスを肴にビール。輪行で帰路に着くという楽しみ方をしている人も増えている。

鎌倉市内をめぐる気軽なコースなら、例えば鎌倉駅を出発して由比ヶ浜~七里ヶ浜~極楽寺とたどり、江ノ電長谷駅を目指すのがいい。あるいは折り返して鎌倉駅発着としても距離は12kmなので半日あれば十分だ。一般の観光客が江ノ電で回るルートを自転車で訪ねてみようという趣旨だ。サイクリングならビーチサイドの散策路を十分に堪能できることが最大のメリットで、さらにはクルマと違ってパーキングを確保するわずらわしさもないし、交通渋滞もない。

さあ、鎌倉駅西口を出発しよう。まずは江ノ電の和田塚駅の脇を通って、由比ヶ浜の鎌倉海浜公園へ。鎌倉海浜公園は途中の坂ノ下や稲村ガ崎にある公共の緑地も同様の名前で呼ばれている。この由比ヶ浜にある公園には、江ノ電の車両が遊具のように置かれていて、車内に立ち入ることもできる。この公園の裏手にあるコイン式パーキングが利用しやすくてオススメ。

ここから海沿いの国道134号を通って西へ進む。歩道は歩行者優先が大原則だが、自転車通行可。歩道をのんびりと走るか、車道を軽快に走るかを選択。車道は幅員が広めで、しかも路上駐車はないので意外と走りやすい。稲村ガ崎からは江ノ島を、クリアな天候なら富士山を見ながらサイクリングできる。ただし鎌倉高校前を頭にした渋滞が始まるので要注意。歩道を走っていれば、そんな渋滞もどこ吹く風。潮風が心地よい。

海岸線にはリゾート気分いっぱいのカフェやショップがある。七里ヶ浜の行合橋で歩道が消滅するので、ここは右折して北上して住宅街を駆け上がるが、江ノ電沿いに折り返してもいい。稲村ガ崎からは江ノ電とつかず離れずしながら進んで極楽寺へ。テレビの青春ドラマの舞台ともなったエリアだ。極楽寺駅の先の桜橋まではわずかな上りとなり、それを越えれば下り坂。御霊神社の路地に入って江ノ電を渡れば、長谷寺前に出ることができる。長谷では鎌倉大仏が拝観できる。さらに鎌倉大仏に近い長谷を訪れる。クルマや観光客の少ない長谷大谷戸まで北上し、市役所通りをダウンヒルしていけば鎌倉駅西口に戻る。

《山口和幸》

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