ミスフィット「レイ」開発秘話…「シンプルにたどり着くまでの労力」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ミスフィット「レイ」開発秘話…「シンプルにたどり着くまでの労力」

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ミスフィット「レイ」の開発秘話が明かされる(2016年5月13日)
ミスフィット「レイ」の開発秘話が明かされる(2016年5月13日) 全 16 枚 拡大写真
スマートウェアラブルブランドのMISFIT(ミスフィット)がアクセサリー感覚でつけられる新モデル「RAY(レイ)」を5月13日に発表。レイを展開するフォッシルグループのサニー・ヴー氏(コネクテッドデバイス・プレジデント兼CTO)が世界に先駆け、開発秘話を語ってくれた。

「私の(普段身につけている)時計と一緒につけられる製品を作りたい」という気持ちが開発のスタートになったという。

「柔軟なデザインで、どんなシーンでも身につけられるものを目指しました。ゴージャスな素材を選び、さまざまなテクスチャーを試しました。その中でも我々が大切にしたのは“暖かみ”を感じさせることです。テクノロジーの冷たさではなく、暖かみを感じさせる素材を研究しました。綺麗に手になじむ形を追求した結果、さまざまなパターンからひとつのスタイルに落ち着きました」

最終的に16のデザインにたどり着いた。それぞれに長所、短所があり、そこからパターンの研究をしたという。3つにまで絞り込み、そしてひとつのデザインが決まった。しかし、そのデザインはとても難しいものだった。

「なぜなら、中にそれほどスペースがなかったからです。小さい中にすべての基盤を入れることになり、7つのデザインをしました。電池の配置にもこだわり、電池が最大6カ月もつように最適な配置を考えました」

プロトタイプを作ることで大きくなりすぎないように配慮し、そこから形状の仕上げに入った。すべての人にフィットするよう長さも研究した。本体にあるLEDライトの位置も熟慮した。

「たくさんのLEDではテクノロジーを感じさせてしまう。しかしライトがないと情報が伝えられない。そのバランスも考えました」

色や仕上げなど多くのパターンが考えられた。自然や造形物などからインスピレーションを得て、20個のパターンができた。バンドはフィットネス機器という印象をあたえない印象のものにした。

「ひとつの指針として、バンドに穴を開けない。穴を開けないことでフィットネス機器のように見えないようにしました」

多くのデザインを出し、とてもシンプルな「レイ」が完成した。

「シンプルにたどり着くまで大変な労力を費やしました。シンプルにすることは簡単な作業ではありません。シンプルにするには複雑を克服することになります」

腕につけたレイを見せるヴー氏は、シンプルな笑顔で発表を締めくくった。

レイはスポーツバンドモデルとレザーバンドモデルを展開、各2色で計4モデルをリリース。価格はスポーツバンドモデルが1万2800円、レザーバンドモデルが1万5800円(各税抜き)。発売は5月27日。

《五味渕秀行》

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