バルセロナは進化し続ける…グアルディオラの影を振り払ったエンリケ監督
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
バルセロナのリーガ連覇は、ジョゼップ・グアルディオラ監督時代に3連覇を達成して以来。昨季からチームを任されたルイス・エンリケ監督は、就任初年度から2年続けてリーグタイトルを獲得した。
同じ“リーガ連覇”でも、グアルディオラ時代のバルセロナと、エンリケ政権でのバルセロナは違うチームだと話すのが、2004年から2008年まで同クラブに在籍していたデコことアンデルソン・ルイス・デ・ソウザ氏。
「今のバルセロナはルイス・エンリケのバルセロナだ。グアルディオラのバルセロナとの類似性は、私にはまったく見当たらない。プレーの仕方がまったく違うんだ」
デコ氏が指摘するのはカウンター攻撃の鋭さ。バルセロナの特徴だった高いポゼッションは残しつつ、一瞬で鋭く前に運ぶ意識が高くなっていると指摘した。
「試合をコントロールしたいという点は変わらない。選手たちの個性がそれに適しており、ボール保持を好むからね。だがそれだけではないんだ。彼らの速攻も危険だ。おそらくカウンターはクラブ史上最高だろう。ボールを持つとピッチ上での切り替えが、グアルディオラ時代より相当速い。このチームはより直接的なプレーを好む」
バルサ・スタイルにライバルクラブたちが対策を練ってくる中、王者も進化する必要があった。従来のポゼッションとショートパスに加えて、今のバルセロナは随所でロングパスからゴールが生まれる。
リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの3トップ『MSN』は、今季も公式戦100得点超えを果たした。その破壊力はUEFAチャンピオンズリーグのラウンド16で対戦した、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が「並外れている。彼らは何もないところからチャンスを生み出す」と脱帽したほどだった。
このチームを作り上げたエンリケ監督について、デコ氏は「交代させる理由など何もない」と契約延長が妥当との見方を示した。
《岩藤健》
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