スタジアムの盛り上がりをリストバンドで可視化…ジャイアンツハッカソン
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チーム「jena」はリストバンド型IoTデバイスを使い、球場の盛り上がり具合を可視化する「TOHKON COUNTER」をプレゼンした。
「ハッカソンチャレンジで僕らが目指したのは、ライトなファンにもっと楽しく観戦してもらい、会場に来てもらう回数を増やし収入増につなげること」と説明。
リストバンド型IOTデバイス「TOHKON COUNTER」は、「いつもの応援スタイルにITの力を足してみる」というコンセプトで開発を試みた。主に5つの要素から構成されている。
1)加速度センサーが、腕を振った際の速度を計測し、“TOHKON”と名付けたポイントに換算する。この値を可視化するためにスマートフォン用アプリを開発する。
2)TOHKONで試合全体の熱を可視化する。自分の“闘魂”だけでなく球場全体の熱も“TOHKON”に換算され、タイムリーヒット、ホームランなど球場の盛り上がりにシンクロして自分の腕を振るとポイントが獲得ができる。
3)換算した“TOHKON”はランキング化され、さまざまなプログラムと交換できる。例えば「選手とキャッチボールできる」といった企画が考えられる。球場のオーロラビジョンに熱烈なファンが表示される。
4)球場に足を運べない時も試合速報は“TOHKON”とともに表示されるため、家にいても応援でポイントを貯めることができる。ただし位置情報を取得し、実際に会場にいる人の方がポイントがより高く設定される。
5)どれだけ試合を盛り上げたか、選手自身も“TOHKON”ポイントが更新されていく。新しい選手の評価軸ができるかもしれない。
試合の盛り上がりに応じて色が変わり、盛り上がっている時に腕を振るとポイントが得られるシステム。盛り上がっていない時は腕を振ってもポイントは与えられない。
「ITを利用するということだったが、あくまで試合中は試合を楽しんでもらうためにリストバンド形式にした。やたらめったら振るのではなく、ジャイアンツは紳士の球団なので適切に応援する文化を作っていく」
収益のシミュレーションまで行った。
リストバンドは30万個用意し、開幕3試合で6万個配布する。24万個を1800円で完売させ、シーズンの平均入場者が、1試合につき1000人の増員があると仮定。すると、プロダクト販売収益と観戦収益合わせて4億3260万円の収益が生まれるという。
jenaは「腱鞘炎が増えるのでは?」と指摘を受けながらも、ジャイアンツハッカソンで優秀賞を獲得した。
《大日方航》
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