マラソンを速く走るには?ジンズ・ミームで実証実験
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
実証実験ではランナーにジンズ・ミームをかけてフルマラソン部門を走ってもらい、フルマラソンを完走した37人(有効データ22人)のフォームを検証。その結果、ジンズ・ミームで取得できる「前後ブレ」「左右ブレ」「左右バランス」のうち、「前後ブレ」についてタイムとの相関が見られた。
タイムが早いランナーほどスタートからゴールまでブレの大きさが小さく、着地のエネルギーが前後ブレに変換されることなく安定したフォームを身につけている傾向にあった。完走時間が4.5時間以上のランナーは、距離が増すごとに前後ブレが大きく不安定になっている。
起伏に富みんだアップダウンの多いコースだったが、脚力のあるタイムが早いランナーはフォームが乱れやすい上り坂・下り坂でもロスの少ない走りを維持できていたことが示唆される結果となった。
タイムが早いランナーと遅いランナーを比較して顕著に異なったのは、「ストライド(歩幅)」だ。フルマラソンを4時間未満で完走したランナーは、スタート時の大きなストライドをゴールまで維持している。一方、完走に4時間以上を要するランナーは距離が増すごとにストライドが小さくなり、一歩あたりの進む距離が小さくなっていた。
完走タイムごとにペース(1kmあたりのタイム)を比較すると、前後ブレやストライドの変化と比例している。安定したフォームや一定の大きさのストライドを維持できなくなったことが原因で走りのペースを維持できなくなり、早いタイムで完走できなかったことがわかる。
上級ランナーと初級ランナーのフォーム変化の違いは、ジンズ・ミーム ラン(アプリ)のヒストリーデータからもわかる。3時間10分台で完走したプロトレーナーの白方健一さんのデータでは、30km地点でもフォームにブレがない。しかし、4時間40分台で完走したフルマラソン初挑戦ランナーは、20km過ぎからブレが大きくなり、30km地点では正常なフォームをほぼ維持できなくなっていた。
白方さんによると、タイムの遅いランナーはきれいなフォームを維持できていないという。
「はじめはきれいに走れていても、距離が経つにつれて腰が落ちたり、お尻が引けた走りになっていることが多く、全身を使って走ることが難しくなってストライドも伸びない」
白方さんは、「これらの状態は安定したフォームを身につけることや、スタートからゴールまでそれを維持できる体力をつけること、走っている最中に意識的にフォームを修正するだけでもかなり改善される」とコメントしている。
《美坂柚木》
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