中高生のクラブ活動、脱水リスクと対策
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運動部の活動は、運動により発汗が常に伴う。対策を怠ると、脱水症に陥る危険性があるため、クラブ活動における環境変化リスクをもとに、正しい対応を考える。
学校では学年ごとに体力差があり、その個人差は新入学の時期に顕著となる。少し前まで小学生だった中学1年は、同じ部活動の先輩である中学3年生とは体格と体力で大きな差がある。高校1年と成人並みの体格・体力の高校3年生の差も想像以上だ。
この体格・体力差で同じ運動量を求められると、慣れない日々の生活から緊張状態にある一年生は過剰な発汗が生じやすく、水分補給のタイミングも逃しやすいため、注意が必要だ。
運動場所では、夏場の環境変化によって身体への負荷が違う。炎天下の屋外での激しい運動は、大量の発汗による体液の消耗がある。室内競技も、空気の対流や放射熱などの関係で、同じ運動量でも暑い日には脱水リスクが増加する。
脱水対策には、水分と共に塩分の補給を行う。これは発汗によって、体内から水分と共に塩分(ナトリウム)など電解質が失われているからだ。運動部のような激しい運動での発汗は、ナトリウムをはじめとする電解質が想像以上に喪失している。必要なナトリウム濃度に改善できないと、血圧低下、意識レベル低下など危険な状態(低ナトリウム血症)になることがあるため、運動にともなう大量の発汗には水分補給時に経口補水液を用意したい。
晴天時の屋外では、休憩時の風通しのいい日陰の確保や吸湿性・通気性のいいウェア、競技によっては帽子やサンバイザーの着用、水に濡らしたタオル・タオルで巻いた保冷剤などでのアイシング、丁寧なウォームアップなどにも気をつけたい。
体育館や武道場などの屋内では、汗の拭き取りや通気性・通風性の確保、定期的な休憩、休憩時のアイシング、吸湿性・通気性のいい練習ウェア、丁寧なウォームアップなども脱水対策につながる。
《美坂柚木》
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