全仏オープンに選手から不満の声、雨対策の不備にどう向き合う
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
女子シングルス第6シードのシモナ・ハレプは、第21シードのサマンサ・ストーサーに6-7、3-6で敗れた試合後、「プレーするのは不可能なコンディションだった」と雨天決行を指示されたことに不満を漏らした。
「雨の中でテニスの試合をするのは少しやり過ぎだと思う。試合中にボールは完全に濡れていた。こういう状況でテニスをするのは、あまりにも難しいと思えた。でも、今日は全員が同じ状況だった。その中でより強い選手が勝った。背中やアキレス腱に痛みもあったけど、それは普通のこと。今日は彼女のほうが良いプレーをした」
会見で怒りを隠そうとしなかったのは、女子第2シードのアグニエシュカ・ラドワンスカだ。
「雨の中でプレーを強いられるなんて、とにかく驚いているし怒っている。賞金1万ドルの大会じゃなくグランドスラムなんだから、雨の中でやらせるなんてあり得ない。こんなコンディションでプレーはできない」
全仏オープンは四大大会の開催地で唯一、開閉式の屋根つきコートがない。選手からは運営者に対する不満が続出している。
《岩藤健》
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