重力加速度オーバーなら一発失格…エアレースをわかりやすく解説 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

重力加速度オーバーなら一発失格…エアレースをわかりやすく解説

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重力加速度オーバーなら一発失格…エアレースをわかりやすく解説
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世界最速のモータースポーツ、「レッドブル・エアレース」が2年連続で国内開催された。軽飛行機で華麗に空を舞うスポーツだが、シビアな国際規則が設定されているので解説がないと難解。そこでその概要を簡単にまとめてみた。

レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップは2003年に第1回大会が行われ、2005年からは国際航空連盟公認のエアレース世界選手権として開催されている。最高時速370kmを誇る世界最速のモータースポーツシリーズで、スピードや正確性、技術の融合が求められる競技。そして今年も世界のベストパイロット14人が参戦。パイロットは軽量で機動性の高いレース専用機を用い、空気で膨らませた高さ25mのパイロン(エアゲート)によって構成されるレーストラックを低空で高速飛行する。

1機ずつ飛行するタイムトライアルレースだ。スタート/フィニッシュのパイロンから規定の飛行ルートを通ってゴールするまでの所要時間で競う。2本が水平に並ぶところは水平飛行で通過する必要があり、規定に違反したりパイロンに接触したりすると規定のペナルティが与えられる。

また、オーバーGという独特の反則が設定されている。これは飛行時の重力加速度が0.6秒以上において10G(上限12G)を記録すること。0.6秒というほんのわずかな時間でも無理な操縦をするとその瞬間に失格になる。

大会1日目は予選で、2回の飛行を行い、ベストタイム記録で予選順位を決める(今回は高波とコンディション不良により中止)。2日目は「ラウンドオブ14」が1対1の組ごとに行われ、7人の勝者と、敗者の中で最速タイムを記録したパイロットが「ラウンドオブ8」に進出。再度1対1でレースして、勝利した4人が「ファイナル4」へ。決勝の4人は「ラウンドオブ8」で遅いタイムのパイロットから飛行し、飛行タイムによって1位から4位が決定する。つまり「ファイナル4」で最速タイムを記録したパイロットが勝者となる。

《山口和幸》

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